炎天のいろは 1/佐々木ミノル
俺はこれから都さ行って赤皇を倒すんだがらよ!
時は陰陽道が未だ息づく古代……。
平和に栄えた日々も遠く、赤皇の悪政によって国は乱れる一方だった。そんなおり、少年・一六八(いろは)は、母親を殺した赤皇を倒すために旅に出る! 陰陽道と戦闘術を融合させた「破敵法」で、燃える鉄球を操り、彼は強大な敵を倒すことができるのか!? アクションロードムーヴィーコミック、ここに見参!!
ちょっと懐かしい漫画を出してきました。
帯によるとシリウスコミックス新創刊のときの作品だそうです。
はじめ1年くらいはシリウス買ってたんですけど、今はまったくわかりません。
というか、藤山海里さんの
龍眼ってどうなったんだろう?確か連載休止されてそのままなんですよね?
その後、どうなったかご存知の方いたら教えてくださいm(_ _)m
さて、本編の感想をば。
【第1話 火の玉の童】→能力の説明、小麦を仲間に
【第2話 法力覚え比べ】→新たな術を覚える、敵にみつかる
【第3話 都行きお許し頂き合戦】→元々の仲間の協力を得られる
【第4話 おたずね者「火の玉の童」】→行く道は違うものの志は同じ青年と出会う
の4話が収録されています。
物語的には結構単純です。
母の敵であり、民を苦しめる赤皇を倒すため、一六八たちは都まで旅をして、立ち寄る町々でやっかいごとに巻き込まれつつ敵を倒し、仲間を増やし強くなっていく。
というそういうある意味王道なストーリーです。
どことなくストーリーや絵柄がジャンプっぽいなと連載当時思っていたのですが、あながち間違いじゃなかったんですよ。
いつのものだったか忘れましたが、赤マルジャンプに小麦とちょっと似た少女のカットが載っていたのを見た覚えがあるので、もともとジャンプでデビューしたんだな、と。
陰陽道から派生した術式らしく、五行(木、火、土、金、水)それぞれの術があるらしいです。
一六八が使えるのは火の術。タイトル見てもわかりますね。
小麦が使えるのは金。
そして東くんのお父さんである頭西も金ですね。
そのうち、木、土、水の術者も出てくるんでしたっけ?
土はいた気がするなぁ。
すっかり忘れてしまってます。
物語的にはまだまだ序章でしかないので、わからないことが多々あります。
宮廷の陰陽師である吾辺之晴明(あべのせいめい)だとか彼は一番の謎ですよね。
自分の楽しみのために、一六八のことを黙っている風ではありますが、あのひょうひょうとした態度ではいつ気が変わって報告してしまうのか、と心配になってしまいます。
赤皇が愛姫(めごひめ)――一六八の母親を殺したのか、とかその辺も謎です。
破敵法はけっこう強力っぽいですし、愛姫以外に武器に術を施せる人物はいなかったのでしょう?
うーん、殺さないで利用した方が明らかにいい気がするのですが。
従わなくても、一六八という人質にちょうどいい子どもがいたのですから無理矢理従わせることはできたと思うのですよね。
その辺はこれから先わかってくるんじゃないかなーと。
この作品は全6巻。全部持ってるのでゆっくり楽しみながら読んでいきたいな、と思います。
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