純愛ステーション/田中慧
姫野舞はすれ違う男子が振り返るほどの美少女。けれど実は車掌の父に影響を受けた「鉄道ヲタク」だった! 通学する星河駅で舞は駅員の青年・國見晴に一目惚れ? 鉄道+制服男子の姿に萌える舞だが、告白されることが多い國見は女の子に無関心で…。2人の恋の行方は…?
純愛ステーション 2/田中慧
「鉄道オタク」の美少女・姫野舞は駅員の青年・國見と高校卒業を機にお付き合いする約束をしている。お祭りで一日駅長を務めたり、温泉駅へ行ったりとドキドキな毎日を過ごす中、舞の大学受験が近づき二人に変化が……!? 鉄道LOVE完結巻! 「ナイン・テン!!」併録。
久しぶりに少女漫画を読んできゅんきゅんしてしまいました。
いや、昨日紹介した
八潮と三雲も少女漫画ですが、あちらは展開的にはハラハラドキドキというかそんな感じの印象が強くて。
草川さんの作品ってだいたいそんな感じですよね。
それと比べてしまうとこちらの方が悶えてしまいますね。
1巻には本編4話と読切「恋愛小説」が、2巻には同じく本編4話と「ナイン・テン!!」が収録されています。
なんとなく恋愛小説だけ毛色が違いますね。
あらすじにもある通り、女子高生の姫野さんと駅員の國見さんの恋物語です。
姫野さんはかなり残念な美少女です。
ちょっと天然入ったふわふわしたお嬢さまみたいな印象を与える外見しているのに、実は鉄道オタク。そして制服フェチ。
一方の國見さんも同じく鉄道オタク。
そして、小さな駅の駅員さんです。
二人が鉄道の話をしていくうちにどんどん仲が良くなっていい雰囲気になっていきます。
結構ベタな展開なんだけど國見さんカッコいいし、姫野さん可愛いし読んでいて楽しかったです。
國見さんがかなり我慢してます。
「高校を卒業したらお付き合いしてください」とか言っちゃったもんだから、手が出せなくて。
時々、いい雰囲気になってキスをしそうになるもののなんとかおでことかでごまかして(笑)
偉いです。
作中で駅長さんも言ってましたが、國見さんが最強だと思います。
なんというか、頑固っぽいところがありそうだから、最終的には自分の思うとおりにしていそうな印象を受けました。
ゲストキャラが何人かいるのですが、これ番外編とかやってほしかったなぁ。
とくに八代くん。普通にかわいいです。
作者も思うところがあったらしく、八代くんの恋物語は考えていたみたいですよ。
この方は何かに夢中になっている子が好きなんだな、と思いました。
恋愛小説は本に、ナイン・テンは野球に、そして純愛ステーションは鉄道に。
他人から見たら微妙なことでも、すごく楽しそうに行動しているから読んでいても楽しかったです。
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