学園ベビーシッターズ 5/時計野はり
狼谷兄弟と夏祭りに出かけた竜一と虎太郎。浴衣&甚平x姿で夜店を楽しむ中、突然鷹が大号泣…一体何が!? 夏休み後の学園では文化祭が行われ、保育室(ルーム)は「おやさい喫茶」を開く。給仕役を頑張る我が子を見ようと、パパ・ママ達が集合★ 狼谷家の家庭事情も初めて明らかに…!!
相変わらず可愛らしくて悶え死にそうになる学園ベビーシッターズ第5巻です。
22話~27話まで収録されています。
あ、あと牛丸さんのおまけ漫画もありますよ。
まずは
22話。
夏祭りの話です。冒頭の電話のシーンからかわいくてかわいくて。
そして、犀川さんの冗談は本当にわかりにくい!
「狼谷なら友達だと思ってないかも」とか思っちゃう竜ちゃんに笑ってしまいました。
確かに狼谷くんは、そういうクールな面もあるけど、情にあつい面もあると思いますよ?
山羊くんと根津くんも登場してます。
山羊くんは相変わらず女性に囲まれています(笑)
そして、根津くんの兄弟も登場してます。
この兄弟の名前は「くじ」なんですね。上から順に大吉、中吉、小吉、末吉、吉、恭(凶)子。
末吉&吉は双子っぽいですね。凶の字はさすがにまずいから恭なんだろうなぁ。
狼谷くんが譲歩するところにはなんかいいなぁ、と思いました(笑)
第23話は番外編とでもいえばいいのか、虎太郎の夢の話。
これ夏目友人帳のドラマCD欲しさに買った
LaLaに収録されていたんですね。道理で見たことあるわけです。
虎太郎が「猫又伝説」なる本を見ながら眠ったからなのか、猫又の世界に紛れ込んでしまいます。
亡くした子を思う母が虎太郎を呼び寄せたってことらしいです。
その猫又以外は既存キャラクターが勢ぞろいって感じ。
犬井先輩すら出ているのに竜ちゃんが出ていないのはわざとなんだろうなぁ。
虎太郎にとって一番大事なのが竜ちゃんであると再認識された話でした。
次は
第24話。
文化祭の話です。みんなで野菜の着ぐるみ着てワイワイやってるんですが、扉絵で理事長がカリフラワー扱いされていて笑ってしまいました。
きりんちゃんとみどりちゃんのお父さんが初登場します。
きりんちゃんのお父さんは関西弁の女たらしのカメラマン。そして親バカ。
きりんちゃんに男を近づけたくなくて、ギャーギャー騒いでます(笑)
女装――というか多分かつら被っただけの保育ルームの3人を見て、兎田さんだけ気付いたのはなんなんだろう。
竜ちゃんを初見で気付けないのは仕方ないと思うんですが、狼谷くんはなぁ。
いや、楽しかったんでいいんですけど。
たまたまみどりちゃんのお父さんを案内してきた犬井先輩が竜ちゃんを女の子と勘違いして「ちょっといいな」と思っていたのには不憫で仕方ないです。
あの子、恋愛運本気で悪すぎです。
離婚しているらしい狼谷兄弟の両親。そのお父さんの存在を竜ちゃんが知っている人物であると明かされて次話へ。
第25話は狼谷兄弟の父親の話。
兄弟の父親じゃなんと学園の化学教師である蛇原先生。
あれ、狼谷先生ってひよこの観察持ちかけてきたくらいだから多分生物の先生ですよね?
気まずくないんだろうかとか、兄弟が狼谷を名乗っているってことは親権は母親にあるんだろうけどどうしてだろうとかいろいろ考えてしまいました。
鷹くんはまだ小さかったから親権を母親が持つのはわからなくもないんですけどね。
兎田さんぐっじょぶ!って感じでした。
きりんちゃんたちに悪気がないことはわかります。でもなぁ……。
もうちょっと大きくなったら兎田さんのいっていたことに気付く日も来るんでしょう。そのときに受け入れられる強さを持って欲しいですね。
蛇原先生の狼谷くんに対する態度に竜ちゃんがひどく憤るわけですが、これには読んでいるこっちもびっくりしてしまいました。
竜ちゃんは優しい子だから、ああいう風になったんだろうなぁ。
竜ちゃんのおかげでちょっとだけ距離が近づいた親子になんかいいな、と思わされました。
第26話はクリスマスの話。
サンタを信じる子どもたちが可愛い。
ブロッコリーを言えない鷹くんも可愛いです。
そして、1回登場したからなのかグイグイくるきりんちゃんパパに笑ってしまいました。
狸塚さんが泣いてるのはいつものことですね。
いつものごとく、いらない遠慮をしてしまう竜ちゃんがいます。
携帯が壊れたことをいえなくて壊れたまま放置していたり、虎太郎のために自分1人でサンタを演じようとしてみたり。
竜ちゃんはもう少し周りに頼ることを覚えるべきなんだろうな。
お兄ちゃんだから「自分がしっかりしなきゃ」っていう思いがあるんだろうし、マジメな子だから「迷惑かけられない」ってのもあるんでしょう。
これから徐々に人に頼ることを覚えて欲しいですね。
最後、
第27話は兎田さんの話。
謎に包まれている兎田さんの過去が少し明らかになります。
あと寝てばかりの理由も明かされています。
やっぱり予想通り、兎田さんは特進科にいたようです。
親に言われるがまま、そこそこ上手くやっていたんだけれど親が失墜したと同時に「好きなようにやれ」と。
しかし、そんなこと知らない兎田さんは本当に寝てばかりで生きているんだか怪しい生活をしていたんですね。
そこに今は亡き理事長の息子さんが兎田さんを尋ねてきたと。
そして、保育ルームを任せられるにいたったってわけですね。
うーん、兎田さんについてはまだまだ奥が深そうです。
この人は天邪鬼だから、竜ちゃんが知りたいけど聞けないってやってたらけっこう喋ってくれそうですね。
でも、竜ちゃんは「聞きたい?」って聞かれたら素直に「聞きたいです」って答えちゃいそうでもあるよなー。
というか、竜ちゃんが好きすぎてわかりにくいけど虎太郎はちゃんと兎田さんにもなついていたんですね。
可愛かったです。
巻末おまけは牛丸さん(竜ちゃんに恋する女の子)の話。
この子と山羊くんて近いものがあるかもしれないな、と思わされました。
というか、牛丸さんを引っ張っていっているお友達の方が気になる。こういう姉御肌の子って好きです。
次巻は初秋――10月とかかな?発売予定。
竜ちゃんが告白されたり、根津くん家の子がお屋敷にやってきたりするようです。
今からもう楽しみです。
[2回]
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