知らない国の物語 3/川瀬夏菜
レイノル王子との婚約のあと。ローズマリー姫のお后教育も、はや2年。猛勉強の甲斐あって、結婚まで最終課題のレポートを残すのみ。そんなマリーの前に、大国カルス王国のエルーカ姫が、兄のマーシュ王子を慕い家出してやってきた。恋する姫のため、協力しようとマリーは…!?
川瀬さんの作品がこれで3つめなのでカテゴリ作りますね。
知らない国の物語はこれで完結。でも他のシリーズも一通りあるので、まだまだ紹介していきたいと思います。
【特別編 おにいちゃんの作戦】
【特別編 メイリーナの冒険】
【特別編 祝福の音楽】
【最終話】
の4編が収録されています。
今巻にマリーとレイノルは登場していますが、メインではないんです。
【おにいちゃんの作戦】はマリー幼少時の話をマーシュがレイノルに語り、
【メイリーナの冒険】はその名の通り、メイリーナがマリーに連れられ普段しないことをし、
【祝福の音楽】ではユノスのもとに縁談が持ち込まれクリスマスパーティーを行い、
【最終話】ではレイノルの兄・グレイルと見合いが進むエルーカ姫がマーシュを慕いやってきます。
そういや、
ガートルードのレシピも最終巻はこんな感じでしたね。
というか、あちらはサハラとガートルードが登場しない話もあったような……。
そう考えるとこっちの方が違和感はありませんね。
レイノルのキャラが初登場時と比べてかなり変わってますね。
一応2年後の話ってことらしいので、マリーと触れ合っていくことで徐々に変わっていったってことなんでしょう。
が、あまりそれらしい描写がないので急激に変わった気がしてちょっとびっくりしてしまいました。
マーシュとローゼル、グレイルの学生時代の話が読みたいです。
きっと、グレイルは辛酸を舐めていたんだろうなぁ(笑)
ローゼルが女装(というか変装?)しているんですが、違和感ないです。
川瀬さんの絵って少女漫画にありがちな少女の瞳が大きいとかあんまりないので。コマによっては男女で変わらないくらい。
正直、髪型や服装でわけているような気が……。
ほわわんとした印象のエルーカ姫ですが、実は猫被っていたらしく(笑)
これから先どうなっていくのか気になるんですが、きっとうまくやっていくんだろうなぁ。
あとはそうですね、幼なじみの中でユノスだけがお相手がちゃんといないので、お相手を出してあげて欲しかったなぁと。
でも、マリーが好きだったことを考えると吹っ切ったってところで終わった現状でも良かったのかもしれませんね。
作品全体を通して、見事に大人が登場しない話だったなぁ、と。
レイノル&グレイル兄弟の母・ソフィア様くらい?
ソフィア様も母親に見えないほど見た目は若い人なので特にそんな印象があります。
王道ながら可愛らしい話でした。
今度川瀬さんの他の作品も紹介したいと思います。
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