夜桜四重奏(カルテット) 2/ヤスダスズヒト
彩の町・桜新町を舞台に巻き起こる幻桜奇譚
妖たちの跋扈する桜並木の町。続発する奇怪な事件に立ち向かうは女子高生町長のヒメ、言霊使いのことは、猫耳娘のアオ、そして一般人の秋名
新感覚ハートフル×アクション、待望の第2弾!
メインキャラ4人のイラストしおりが挟まっていたのですが、これって初回限定とかでしょうか。
私が持っているのは初版ではあるんですが、すっかり忘れてしまっています。
けっこう古いからなぁ。
【ススミダス(前)】
【ススミダス(中)】
【ススミダス(後)】
【キミノナハ】
【ソノトキヲ】
【イバラミチ(1)】
【エクストラ】
が収録されています。
【エクストラ】はラブコメ風公式パロディなので本編は【イバラミチ】まで。
今回は秋名の能力が明かされています。
メインキャラ4人の内、秋名だけは一般人とされていて。
今回彼の能力が明かされます。
妖怪が多く住む桜新町。
妖怪たちはあることを望んでこの町にやってくるんです。
それは「あの世」に行くこと。
本来妖怪たちが存在するべきなのは「あの世」。「この世」にいるために力が不安定になったり、寿命があったりと弊害があるんだとか。
妖怪をあの世にやる能力・調律(チューニング)を比泉家は代々継いできたってことなんですね。
妖怪たちからは感謝されることだとしても、この世から存在を消してしまうということは人殺しと同じだと。比泉家はそう認識しているんですね。
この「あの世」と「この世」の理論はこれから先大事になってくるんだと思います。
2つの次元をまたいで存在しているという『七郷』もまたキーになるんでしょうが、うーん難しい。
登場するキャラたちがどんな妖怪なのかも少しずつ明かされてきていますね。
恭助とその妹の桃華ちゃんは鬼。だからこその怪力と回復力といったところですか。
鈴ちゃんはキョンシー。名札が札の役割をしているのですが、名札もまた札であるってことなのかな。
そして、相変わらず暗躍するアオの兄・ギン。
彼が七郷を咲かせようとしているものなんでしょうが、七郷が咲いたときに何が起こるのか……。
七郷の開花は遅くてもあと1年。ギンが暗躍することで猶予は縮まる可能性もあるわけです。
秋名が止めようとするわけですが、こればっかりはどうなるかわかりませんね。
本編は、ヒメのいとこ・小姫が隣町の町長選挙に立候補しなにやら不穏な動きがってところで終了。
対立候補がなにやら仕掛けてきそうです。
そして、ヒメのことを認めようとしないおじいさんも登場していますし、一波乱ありそう。
そのうち続きを読んでしまいたいと思います。
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