アンティークFUGA 1 我が名はシャナイア/あんびるやすこ
両親が突然行方不明になって半年、ひょんなことから、つくも神と兄弟になる契約をむすび、二人でアンティーク店を始める。
毎回いろんなアンティークのつくも神が事件をひきおこすが……。
図書館で借りてきました。
これ、
霊少女清花や
RANMARUと同じYA!フロンティアレーベルだったんで、あまり期待してはいけないと思いつつも前々から気になっていたんです。絵、可愛いし。
今まで、ずっとどっかの学校に長期で貸し出されたりとなかなか借りられなかったんですが今回ようやく手に出来ました。
思っていたより面白かったです。
主人公の少年・風雅と木霊・シャナイアが生活のためにアンティーク店を営みつつ、つくも神がかかわる出来事を解決していく話。
風雅は中学1年生の少年で、両親が行方不明になってしまったがために、近くにすむ親戚に引き取られそうになっていたんです。
父から譲り受けていた「魔法のコルノ」を落としてしまうんです。
その時、たまたま刻んだリズムが一生に一度だけ願いを叶えてくれる木霊を呼び出すもので。
コルノから現れた木霊・シャナイアに「両親が帰ってくるまでぼくの兄さんになって一緒に暮らして欲しい」と願うんです。
それが、聞き入れられて紗那ことシャナイアと風雅の2人での生活がはじまります。
えっと、銀髪褐色肌の兄ちゃんなのに木霊(こだま)とか『つくも神』とか言われているとものすっごい違和感なんですが、まあこれは慣れかな、と。
木霊って言われると
もののけ姫を思い出してしまうので……。
精霊っていってくれたほうがすんなり受け入れられた気もします。
つくも神たちの言葉を聞き、それで目利きをするわけですが、これ嘘つく子とかいないのかなーといらぬ心配してしまいました。
シャナイアの位がかなり高いっぽいので、嘘をつこうと思われないってことなのか……。
ガレのスタンドのつくも神くんと風雅の距離が近い気がするのですが気のせいですか(笑)
紗那と風雅の距離感というか、関係が思いのほか良好すぎてびっくりしました。
悪意があったわけではないとはいえ、シャナイアにとってあまりいい契約といえるものではないわけですし。
紗那、優しいですね。
今回は、『伝家の宝刀』である刀に関わる物語なんですが、これ最後に登場する白神丸はともかく紅蓮丸ってつくも神ではなく幽霊なんじゃないのかなーと。
刀に紅蓮丸が憑りついていたってことですよね。
まあ、それくらいならまだいいのかな。
まだ1巻ということもあり、両親が行方は依然不明なままです。
シャナイアと対なのかな? もう1つコルノ(木霊・ユイマールが宿っているよう)をお父さんは持っているらしいのですが……。
以前何かでも書いたと思うのですが、対象年齢が10代の作品で税金の話するってどうなんでしょう。
事業税とか子どもがわかるか!ってなってしまいます。
事業税の振込み用紙が来てるってことは儲かってたんだ、とかすごいどうでもいいこと気付いてしまったじゃないですか(笑)
さらりと読める作品なんですが、楽しめました。
次巻以降もそのうち借りてきたいと思います。
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