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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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十十虫は夢を見る 4

十十虫は夢を見る 4/幹元ヤエ
昭和4年――東京は本郷区にある喫茶『十十虫(てんとうむし)』に、珈琲片手に読書に耽る一人の高校生がいた。
実は彼には秘密があって…!?
不真面目高校生・高月と熱血ウェイトレス・美和子が綾なす、昭和モダン・ファンタジー!
高月の学校生活が明かされる!
ますます目が離せない第4弾!!


昨日購入してきた十十虫、早速読みました。
この作品を買い逃してないことが自分でもびっくりです。


【第16回 月と箱庭と(前編)】【第17回 月と箱庭と(後編)】
高月くんの学校で起きた事件の話。

腐女子としては寮生活ってだけでテンションあがって萌えるんですが、すいません。
これには萌えられませんでした。
なんでだろう……?
多分、萌えるには情報が少ないからかな、と。

一気にキャラクターが登場することもあり、キャラを把握する前に話が終わってしまいました(笑)
今後また高月くんの学友が登場することに期待かな。

「高校生」と表記こそ同じですが、現代と当時ではかなり感覚が違いますね。
高月くんって相当頭いいんだろうな。


【第18回 愛しいあの子のお人形(前編)】【第19回 愛しいあの子のお人形(後編)】
津吹さんの同僚・音々ちゃんと不良中学生・吾妻くんの話。

中学生といっても、前述の通り現代の感覚とは違うのでその辺は留意しておかないとダメですね。
音々ちゃんが「もうすぐ20歳」で、吾妻くんが19歳ってことなので、年齢的には問題ないんですが、中学生ってあったのでちょっと考えてしまいました(笑)

吾妻くんってどっかで見たことあるようなキャラなんですがちょっと思い出せなくてモヤモヤします。
今回登場するキャラクターの中では1番好きかも。

色々あってぐれちゃってた吾妻くんですが、音々ちゃんに振り回されつつも幸せになるんでしょうね。
再登場希望です。


【第20回 17になった日―渋谷にて―】
美和子ちゃんの誕生日の話。

ハチ公ってこの時代なんですねー。
正直、あとがきの豆知識(ハチ公の片耳がたれてる理由)の方が楽しかったです(笑)

えー、先生がガチで高月くんを狙っていてビビリました。
高月くんって本を与えたらついていっちゃいそうでちょっと不安です。

美和子ちゃん、誕生日なんですがあんまりいい目見てなくて。
ちょっと可哀相でした。
まあ、高月くんが夢の内容を知らないから仕方ないんでしょうけどね。


【短編 打ち水の女】
打ち水が好きな奥様の話。

高月くんが夢でしか登場しません。
正直、この時代のことに詳しいわけでも何でもないんで「なるほど」と。

この若奥様は憧れというか、目の保養というかそういうのだったってことなんですね。


そろそろ高月くんの夢について深く掘り下げてほしいなぁ、と思いました。
次巻については不明。買い逃さないように注意してこうと思います。

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2冊

ST 沖ノ鳥島伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班/今野敏
十十虫は夢を見る 4/幹元ヤエ

2冊購入してきました。
STは2冊、十十虫は3冊しかなかったので買えてよかったです。

多分、どちらもそれしか仕入れてないんだと思うので。初回入荷分を買い逃すとこの手の作品ってまず入荷してくれないので。

注文というか取り寄せしてもらえば問題はないんでしょうが、ちょっとそういうの面倒じゃないですか。
注文してもアマゾンで買っても日数的には大差ないですしね。

十十虫は明日にでも読んで紹介したいと思います。
STは早くても週末かな。
そこまで厚くなかったので、平日でも2、3日あればいけそうな気もするんですが一気に読みたいので。

図書館で何借りてくるかにもよるかなー。とりあえず今月中に読めたらいいなと思います。

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ノワール・レヴナント

ノワール・レヴナント/浅倉秋成
レヴナント【Revenant】
①(長い留守の後に)帰って来た人
②死の世界から戻った者・亡霊

第十三回講談社BOX新人賞Powers
大型受賞作品登場
不思議な声と奇妙な能力に導かれて、普通の高校生4人の"懸命な闘い"がはじまる!

他人の背中にその人の「幸福度」が見えてします。
本の背を指でなぞっただけで中身を記憶してしまう。
毎朝5つだけ、今日聞くことになるセリフを予知してしまう。
念じることで触れたものを破壊してしまう――。

そんな奇妙な能力を持ってしまった4人の高校生たちが、何者かの導きで出会い、すべての"偶然"が"必然"だったことに気づく。
張り巡らされた伏線、それらがすべて回収された時、
あなたは驚きとともに爽やかな感動に包まれる!

新人賞選考会で第絶賛された傑作が、ついに登場


図書館で借りてきました。
ちゃんと確認しなかった私も悪かったのですが、なめてました(笑)


物語はあらすじにもあるとおり、不思議な能力を持つ4人の高校生たちが出会い、集められた理由を探っていく4日間+αを描いた話です。

幸福度がわかる大須賀駿、
本を読まなくても読める三枝のん、
セリフ予知の江崎純一郎、
触れるたものを破壊できる葵静葉。

この4人が集められた理由を探すうちに、それぞれの能力を用いて、隠された真実を明らかにしていきます。


この小説、600ページと見ただけでもかなり分厚いんです。
でも講談社BOXだし、YAコーナーにあったし、まあ3時間あれば読めるかなぁと高をくくっていたんです。

講談社BOXってその名の通り、箱に入っているんですよ。
図書館でもその状態で置いてあって、あらすじだけ読んで中を確認することなく借りてきたんです。
開いてびっくり。まさかの二段組。

3時間ですむはずがなく、結局読み終わるのに5時間ちょっとかかりました。
読み終わった後、すっきりしたというか達成感が半端なかったです(笑)


思っていたのより数段面白かったです。
目的はともかく伏線は結構わかりやすかったし、上記の通りかなり厚いので読みきるのは大変なんですが、最後まで読ませる力はあります。
何よりこれが新人が書いたというのがすごい。
文体は比較的読みやすいです。ネックは文章量ですね。


物語としては、一応ハッピーエンドで終わっています。
が、色々と謎は残っているんですよね。

全ての元凶であり、はじまりである黒澤皐月はどうして4人に能力を与えることが出来たのかとか、
現実世界(ビックサイトやホテルの料金等)にどうやって影響を及ぼしたのかとか、
犯人(というか黒幕?)の「勝ち逃げは許さない」というセリフから4人はこれから先何をされるのかとか、
大須賀くんの隣人夫婦はいったい何を代償にしてしまうのかとか。

まあ、一番気になったのはそれぞれの連絡先を消してしまった4人が再会することはあるのか、ってことでしょうか。

葵さんと江崎くんの関係がめっちゃ気になるんですよね。
結構序盤からフラグは立ってたし、最後のメモでめちゃくちゃ滾りました。
ですが、葵さんは自分への戒めとして「以降の人生において、一切、恋をしないこと」としているわけで。
正直、大須賀くんと弥生ちゃんはほっといても幸せになるだろうから、葵さんたちの方も幸せにしてほしいなぁと思ってしまいました。

作者さんの2作目の広告があるんですが、あらすじを読む限りだと続きというわけではないよう。
まあ、大須賀くん以外は力は失ってしまった訳ですし、彼ら4人のその後が描かれることはないでしょう。
こればっかりは仕方ないかな。

機会があったら2作目も読んでみたいと思いました。

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