おおきく振りかぶって 4/ひぐちアサ
全国高等学校野球選手権埼玉大会の開幕が目前に迫る。
練習の時間はいくらあっても足りない。
初出場でも、部員が10人でも、本気だから。
西浦高校野球部、初めての「夏」が始まる。
面白さ絶対保証の高校野球漫画!
結構久しぶりな気がしたんですが、
前巻を紹介したのは3月。
そこまででもないですね。
【第10回 春が終わる】
【第11回 夏がはじまる】
が収録されています。
これ1巻に2話しか収録されていないんですね。
それでこのボリュームなんですからすごいです。
あらすじとタイトルでもわかるとおり、春から初夏の話です。
みんなで勉強会したり、朝早くから練習したり、応援団が出来たりしています。
三橋と田島くんと泉くんの3人が兄弟みたいだなと思って読んでいました。
引っ込み思案な末っ子・三橋と末っ子を引っ張る年の近い兄・田島くん。
そして暴走しがちな真ん中を止めたりまとめて面倒を見ている長兄・泉くん。
勉強場所を選定中の花井くんに三橋が話かけようとしているんですが、気付いてもらえなくて。
三橋には見えない位置から泉くんがそれを教えてあげてるんですよ。
そこがなんかいいなーと。
三橋宅でも三橋のあとを追っていった田島くんをさらに追いかけたりと、こういう関係がクラスも一緒のこの3人の中では自然と出来てるんだろうなぁ、と。
可愛かったです。
夏大会の初戦の相手が決定します。
西浦の対戦校・桐青高校。桐青は昨年の甲子園出場校。
さすがに弱気になる西浦メンバー。
しかしながら、やっぱりあの男は違います。
田島くんはやっぱり勝てる可能性がないとは思ってないんですよね。さすが。
そう思っているのは、田島くんだけじゃなくて阿部くんもモモカンもで。
このやりとりは読んでいてこう、じわじわとテンションがあがっていく感じで楽しかったです。
そして、応援団。
ハマちゃん登場ですよ。泉くんの元先輩で現クラスメイト。
そして、三橋に野球の楽しさを教えた人物でもあります。
三橋のギシギシ荘のエピソードはちょっと可哀相です(笑)
ハマちゃんは留年してもう1回1年生をやっているわけですが、その理由がすごく気になりました。
田島くんの示した「病気、ケガ、バカ」の中だと「バカ」になるらしいのですが、そのバカの理由がどうやら単純に勉強がダメだったってわけではなさそうなんですよ。
最新刊でもまだ説明されていませんよね? いつの日か明かされるといいな。
そして、桐青戦が始まる、ってところで次巻へ続きます。
1番センター泉、2番セカンド栄口、3番ショート巣山、
4番サード田島、5番ライト花井、6番ファースト沖、
7番レフト水谷、8番ピッチャー三橋、9番キャッチャー阿部。
次巻はまるまる桐青戦ですね。楽しみです。
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