もやしもん 10/石川雅之
前巻の紹介が3月のことですから、約半年ぶりのもやしもんです。
しばらく紹介しないうちに完結してしまってちょっと驚きました。
【第111話 只今移動中】
【第112話 沢木、探す】
【第113話 蛍、走る】
【第114話 旅は道連れ】
【第115話 5番街34丁目のマリー】
【第116話 アメリカ合衆国】
【第117話 再会へ】
【第118話 ニホンゴムズカシイデス】
【第119話 ニューオーリンスへ】
【第120話 沢木惣右衛門直継】
【第121話 絆】
【第122話 バーボンストリートの夜】
【おまけ1】
【おまけ2 出張版「笑い飯全一冊」】
【おまけ3】
が収録されてます。
前巻はマリーの要請を受けてどこか海外へ向かったよ、ってところまででしたか。
途中まで、沢木はどこの国にいるかわかってませんでした。
実際、私も海外なんて微塵もわからないので沢木と似たような感じだったんですが、まあ、各話タイトルみればわかりますよね。
そうです。アメリカです。
沢木、美里、川浜、長谷川さんは列車で。
蛍と樹先生は車で大陸横断にかかります。
結局はマリーのグチを長谷川さんが真に受けてしまったことによる盛大な笑い話(の割にはリムジンとかプライベートジェットのチャーター料とかしゃれにならんけども)でしかありません。
ですが、こうしてアメリカにまで出向いたおかげで沢木は実家を捨てて出ていってしまった兄・直継と再会を果たすことができた、というわけですね。
直継の言葉は確かにその通りなんだけど、すごくイラっとしました。
みんながみんなそんなこと出来ると思うなよ、と。
ぶっちゃけると、沢木の性格は良くも悪くも現代っ子です。
なあなあとか、流されて今に至っているという面も否めないでしょう。
けれど、根底の性格は優しいいい子なんですよね。
だから、自分自身が多少納得いってないにしても家族がいうから、と農大に入学したりしてるわけです。
そういう意味では蛍は女装したり酒店の改革に乗り出したりといろいろと模索中なんでしょう。
でも、蛍がそれをやるのは学生の間だからみたいなこと言われてましたよね。
家族も何もかもぶっとばしてる直継とはまた意味合いがちがうだろうな、と。
近い将来日本に戻り、父親と再会する気はあるみたいですが……。
正直、作中で「かっこいい」と言われてるのに全く共感出来なかったです。
話はぜんぜん変わりますが、蛍→沢木の感情はホントなんなの?
途中で「(兄貴に会いに行くのに)つき合ってくれ」と沢木。
定番の勘違いネタですよね。
蛍の返事は「男同士でそういうの駄目じゃん!」
オイオイオイ。
作中でも総ツッコミ入ってましたが、本当にどういう意図があって、キスしたり嫉妬したりしてたんでしょうね。
学生の悪ノリって感じじゃなかったし、まさかの無自覚?
いやーでもなぁ。
よくわからんです。
おまけでは、美里さんのモデル=笑い飯の西田さん、日吉の兄ちゃん=ケンコバさんってことが明言されてます(笑)
私、実写化されるされないの時代にアニメ1期を見て原作買いに走ったんです。
だから、実写の西田さん→原作だったのではじめ「本当そっくりだなぁ」と純粋に信じてましたとも。
まさかのご本人登場だったんですから、そりゃ似てますよね。
原作は完結しているので急ぐ必要も特にないんですが、続きはまた近いうちに紹介したいと思います。
[0回]
COMMENT