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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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迷子屋 2

迷子屋 2/木村りん
人間界に迷い込み、封印されていた妖怪・ユウカ。
霧也はユウカをあえうべき場所へ帰そうと、異空間へ戻るための鍵を渡す。
それが思いもよらぬ事件に発展してしまい…!
絆を巡る、切なく優しいハートフルファンタジー第2巻!


早速読みました。これの続きです。
なんかちょっと分厚い気がしたのは気のせいかな?


【第6話 選択の先】
【第7話 紡ぐ想い】
【第8話 わずかな歩み】
【第9話 探し求めるもの】
【第10話 示唆するもの(前編)】
【第11話 示唆するもの(後編)】

が収録されています。

特殊な用語が多い作品なのですが、登場人物紹介とともに用語説明もされているので、ちょっと忘れていましたが、なんとか思い出せました。

人の身体と精神を繋ぐ「標し」。標しは記憶や想いで出来ていてそれに問題が起きてしまったのが、「精神の迷子」。 迷子を元に戻したり、切れてなくしてしまった標しを探すのがタイトルにもなっている「迷子屋」だというのが基本設定。
主人公の少年・霧也もまた迷子で、他人を助ける傍ら自身の標しを探している、と。


前巻の終わりはヒロインが、妖怪により異空間に飛ばされていたんでしたか。
悪意めっちゃありましたね。
最終的に、ユウカは元いた世界へ戻ることとなるのですが、やはり価値観の違いというか、妖怪とは相容れない存在であることが強調されたちょっと後味の悪い話でしたね。


小説家の白城悠里(♂)が登場しているのですが、この人、迷子屋にネタ探しにやってくるんです。
が、この人キャラが濃い。
最初、なんでかバクマンの平丸さんが浮かんで、その後エニグマの数奇が浮かびました。
嫌いじゃないですこういう人。現実では関わりたくないですけど(笑)

この人が迷子になるのは、ひねりも何もない理由だったんですが、まあただでは起きないというか、自身の体験を糧にするようなのでよかったのかな。


【示唆するもの】では、霧也の探すものに少しだけ進展があります。
白城さんの時に見た映像が霧也の琴線に引っかかったのでそれの確認に行くんです。

3歩進んで2歩下がるいえばいいのか。
霧也の過去を知っていたであろう「ババ」と接触するんです。
が、ババはすでに標しが薄くなっている状態で、霧也と接触こそしたものの亡くなってしまうんです。

ここで手がかりが途切れてしまうかと思われたんですが、ババの日記を手に入れたのでそこにもしかしたら霧也のことが書かれているかも?ってところで今巻は終了。


なんとなく、今巻は霧也に道が示された巻だったのかな、と。
今まで「標しを見つけて記憶を取り戻すこと」だけを目標に頑張ってきたであろう霧也や燈乃。
ユウカの事件で見つかった2年かけて紡がれた絆。
ババの最期の言葉「帰り道は一つなのか」、「道を選ぶのは自分自身」。
過去を探すだけが答えではないんだろうな、と。


3巻の発売時期等は特に書かれていませんが、単純に考えて来年かな?
忘れないようにしなければ。

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