八潮と三雲 1/草川為
人間社会の隣にある「九生の猫」社会。
ここには9つの命を持ち、残りの命数に応じた名前を与えられた猫が住んでいる!
三雲は、自分を助けて一つ目の命を失った八潮に恩返ししたい美猫♥
だが「取り立て屋」の彼は超偏屈で一筋縄ではいかず!?
読切一編収録。
ガートルードのレシピ 、
十二秘色のパレット、
龍の花わずらいの草川為さんの最新作です。
作者はクサカワナリ、と読みます。
草川さんの作品は全部持ってます。
毎回私のツボをおさえてるというか。唯一、
めぐる架空亭だけはそんなに好きじゃないんですが、それでもおもしろいですよ。
草川さんの作品って強い女の子がたくさん出てくるのですが、今回も強い女の子が出てきます。
強いというか、強かって感じですかね。
草川さん作品で1番強いのはガートルードのサハラだと思います。
九生の猫の話です。
擬人化みたいな感じですね。
九つの命を持つ猫って設定がおもしろいです。
名前の数字が大きいほど死んだ数が少ないってことです。
えーっと、今回出てきたのは数字が少ない順から、一色、二醜、三雲、五轟、魚七(鳥六)、八潮(九曜)、希九ですか?
4だけないですね。
次回以降でるかな?
9回死んだらそこでようやく死ぬってことだと思うのですが、言い換えると9回死ぬまで死ねないってことなんじゃないでしょうか。
病気とかになったら辛そうだな、と思ってしまいました。
たとえば、数字が9のときにめちゃくちゃ苦しい死の病とかにかかってしまったら……。
9回死ぬまで苦しみから解放されることはないってことですよね。
うわー、もしそうなら嫌だな。
ニヤリと笑った八潮がかっこいい。
むっつりしてる顔ばっかりなので、いつか笑顔が描かれるのを楽しみに待ちたいです。
三雲のがんばりがいつか報われると信じてます(笑)
八潮はいつの間にか隣に三雲がいることが自然になるんだろうな、と思います。
突き放して、隣にいない三雲の存在を探しちゃって「何やってるんだ、俺は」とか思えばいいのに。
エリア外の猫とか来てもめ事とかおこしたらおもしろそうだなぁ、とも思いました。
これからどんな展開になるのかかなり気になる作品です。
読切の「彼と彼女と不冬眠」もなかなか。
お嬢様のキルスティが可愛かったです。
じいが無駄に出てますが、じいもいい味出してます。
キルスティって料理とか出来るのかなぁ、とかそういう埒もないことまで考えてしまいました。
続きが出ることはないと思いますが、続きが読みたくなってしまいました。
次巻はいつ発売かな?
今年中に出たらいいな。
[0回]
COMMENT