怪物王女 1/光永康則
血の一滴は、生命の雫。
平凡な少年、ヒロは交通事故によってその命を失う。
謎の少女「姫」の血を飲むことによって、ヒロは死から生還する。
しかし、不思議な血の力によって蘇った少年を、血の戦士としての戦いが待っていた。
「姫」は怪物と呼ばれる異形の者たちの頂点に立つ王族の一員だったのだ。
王位をめぐる、血を分けた兄弟姉妹による殺戮。
策謀と憎悪の渦に、姫とその血の戦士となったヒロは飲み込まれていく。
アニメ化もした怪物王女です。
アニメはYoutubeで見たのですが、オリジナル話が酷かった気がするのと、令裡と姫で百合っぽかったなぁってことくらいしか覚えてませんけど。
【第1話 蘇生王女】
VS人狼ワイルドマン。
ヒロが『血の戦士』となる話。
血の戦士とは一度死んだものが王族の血を摂取して、半不死身となったこと。
さらに王族の血は定期的にとらないと今度こそ死んでしまうってことですね。
初期だからなのか、姫が幼いですね。
正直、このころの絵の方が好きだなぁ。
【第2話 破壊王女】
VS透明人間。
フランドルがヒロと透明人間を熱源(?)で見てるときにヒロが『frenud』ってなってるんですが、これって何語だろう?
何語かはわからないのですが、「フレンド」ですよね、きっと。
屋敷が燃えてしまうのですが、すぐに立て直せるってことはお金があるってこと。
で、姫は王族とはいえ、「怪物を統べるもの」なわけですから人間界のお金とかどうやって稼いでいるのだろうと、益体もないこと考えてしまいました。
【第3話 暴走王女】
リザが復讐にやってくる話。
私がリザ好きなので登場してくれてちょっと嬉しいです。
リザは1話で登場したワイルドマンの異母妹。
兄が姫に謀殺された!と主張してくるわけです。
でも、実際はリザも気づかぬうちに人質となっていて、リザを助けるために姫に牙をむいたわけです。
リザの兄は1話で死んでしまうには惜しい人だったんだろうな。
【第4話 電撃王女】
血の効力が切れかけてヒロが倒れてしまう話。
ヒロが運ばれた病院は吸血鬼に支配されていたようなのですが、黒幕の姿は見えません。
下僕であった院長が倒されたことで終了。
姫にとって家来であるヒロをいたぶられたことは無視できないことだったようなのですが、主にこういう行動とられるとつかえる側は嬉しいんだろうな。
【第5話 交渉王女】
姫、フランドル、ヒロとたまたまやってきたリザと避暑地に出かけて半漁人と決闘する話。
リザは活動的というか、スピード狂っぽいイメージがあるので、ジェットスキーを楽しむさまはすごくいい感じ。
この話からリザが仲間となります。
そして、姫がこうも次々と襲われるわけが明かされてますね。
王位継承権を巡って兄弟姉妹で殺し合いをしていて、だからこそ刺客が送られてくるってことなんですね。
最後、姫とフランドルの姉妹らしい2人組がちらっと登場して次巻へ。
【巻末特別付録 地獄に道連れ! ケルベロッテちゃん】
ケルベロッテちゃんなる少女が「神殺し47堕天使」を地獄に送還する話。
正直、この巻末おまけは訳わかんないので、そんなにきちんと読み込んでなかったりします。
スピンオフとあるので、ちらりとフランドルが登場してますが本編とはなんの関係もないんだろうなぁ。
思いの他長くなりました。
それではこの辺で。
[0回]
COMMENT