怪物王女 14/光永康則
血は記憶、時のまどろみ
闇に棲む異形の者たち、怪物。
彼らを統べる王の世継ぎは、血で血を洗う兄弟間の争いで決まるという。
第二王女の姫は、王位継承権争いの渦中にいる。
姫の血により半不死身の身体を得た少年ヒロは、姫を守る戦士となった。
地平の彼方から黙示録の軍勢が迫る。
追憶の彼方から牙を向ける者がいる。
未知の驚異を退けた先に、この争いの勝者は立つ。
今日はちょっと何の本を読むか悩んでしまいました。
何を紹介して、何を紹介していないのか把握しきれてるようでしきれてないんですよねー。
【第60話 青白王女】
【第61話 夜桜王女】
【第62話 探偵王女】
【第63話 回転王女】
が収録されています。
【青白王女】だけが単独作品ですね。
他の3つはつながっています。
【青白】は黙示録の軍勢が迫り和平交渉する話。
デュケーン王子が登場したり、姫がギリアム王子に脅威と見なされたりといろいろあったりしています。
それにしても、黙示録の軍勢の目的地が姫の屋敷であることはわかりましたが、目的はいったい何だったんでしょうね?
【夜桜】【探偵】【回転】は姫が邪神族のテリトリーに誘き出される話。
そこは何十回も何百回も過去の事件を繰り返す世界でした。
那久阿も巻き込まれ、姫は私立探偵役に任命されて事件の真相を明らかにします。
姫の過去の行動が原因で、今回の騒動に巻き込まれたわけですが、今回シルヴィア王女が関わっていなかったことに驚きました。
過去の夢にシルヴィア王女が登場した時点で、いつものごとくシルヴィア王女が黒幕というか影で糸を引いていると思っていたんですよね。
那久阿の「血の戦士」に関するコメントはものすごく意味深何ですよね。
まだ作中では語られていないヒロの特異性が何かしら関係しているんでしょうけど……。
この作品って全20巻くらいだったはずなので、残りは6冊程度ですか。
うーんそろそろ〆に入ってきてもおかしくないんですね。
また近いうちに紹介してしまいたいと思います。
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