アイシールド21 22 TIMEOUT 0(ゼロ)/村田雄介(原作/稲垣理一郎)
逆転への一縷の望みを託し、ヒル魔から一か八かの超ロングパスが放たれた!! 一休VSモン太の究極のキャッチ対決の行方は!? そして残された僅かな時間を確実に潰さんとする神龍寺に、泥門がとった秘策とは!?
ちょっと久しぶりな気がしていたんですが
前巻を紹介したのは1月のことなのでそんなでもないんですね。
【188th down 刹那空中決戦】
【189th down No.1を哮る者】
【190th down 無視できない男】
【191st down DESTROYER】
【192nd down TIMEOUT 0】
【193rd down TIME CONTROL MAGICAN】
【194th down 伏兵のインモーション】
【195th down 死神】
【196th down 奇跡はその手の中に】
が収録されています。
前巻に引き続き、神龍寺戦です。
今巻はモン太が大活躍の1冊です。
いや、他の面子も活躍しているんですけど、モン太の印象がめちゃくちゃ強い。
思わず読んでいて大興奮してしまいました。
というのも、序盤で一休との一騎打ちがあるんです。
今までモン太は一休に全戦全敗。それなのに、ここでようやく一休に勝利してタッチダウン。
もう読んでいて熱いです。
ここで「キャッチング一点において(モン太は)関東No.1だ」ってショーグン(王城の監督)が言ってるんですね。
この「関東」ってのがもの今読むと伏線だったんだなぁ、と。
最後まで読んでいると、全国にはさらに上がいるということを暗に示していたわけです。
当時はまったく気づきませんでした。
で、モン太に続いてセナも阿含に一矢報いるわけです。
阿含の光速のインパルスってのは、見たものに対する反応がめちゃくちゃ速いってこと。
つまりは見えなければ反応出来やしないってことなんですが、これセナはわかってやってるわけではないですね(笑)
たとえ偶然であったとしてもこれはすごい。
そんなこんなで28-35。
タッチダウンで7点、その後のキックゲームで1点ですからあと1回タッチダウンできれば……という状況です。
けれど残り時間は1分を切っているんです。
その状況で神龍寺は「金飛龍(ゴールデンドラゴンフライ)」という超攻撃的なプレイをしてくるわけです。
阿含、雲水、一休。1人ずつでも対処に困るのに、誰にいつボールが渡るかわからないという状況はプレイを読むことが出来ず、対処にも時間がかかってしまうわけですね。
だから、泥門としては非常に苦しい。
しかし、ヒル魔の奇策でどうにかこうにかゴールに近づいていきます。
が、最後のヒル魔のトリックプレーに阿含が気付いて。
ゴールラインまであと20ヤード(18メートル)ってところで試合は終了してしまうんです。
打ちひしがれる泥門メンバーの中でモン太だけが一人違っていました。
【奇跡はその手の中に】のタイトルの意味がわかったときは思わず「おおー!」と。
これはかっこいい。
モン太のファインプレーで残り時間4秒、20ヤード。
残りワンプレーってところで今巻は終了。
続きがめちゃくちゃ楽しみです。
[2回]
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