ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 14/西義之
五嶺の魔法律により、奥の手までも封じられ力尽きた霊使い・アイビー。だが彼女の執念の刃が五嶺を…!?
一方、一時退避をしていたムヒョ達は、より強大な魔法律の行使のため、魔法律書と「通行証」の融合方法を探るが…!?
ちょっと久しぶりのムヒョロジです。
前巻を紹介したのが11月ですから、だいぶ間あいてしまいましたね。
【第113条 傘】
五嶺VSアイビー決着後の話。
五嶺との戦いで力を使いすぎてしまい半霊化してしまったアイビー。
エビスと五嶺のやりとりを聞くとはなしに聞いていたアイビーが少し悲しい。
アイビーたちコルトロウ一家は本当に仲のいい兄弟だったんです。
禁魔の家に生まれて、両親が殺されたあとに足を洗うことが出来たらきっと幸せになれていたんでしょう。
きっと3人ならなんとかやっていけたんだろうに、と。
半霊化したことで最後の力を振り絞って移動するアイビーに止めを刺したのは、同じ禁魔法律家のブープ。
ブープとキッド(コルトロウ兄弟最後の1人)は行動をともにしていたようなのですが、「アイビーはすでに殺されていた」と嘘を告げて……というところで次話へ。
【第114条 ブープ】【第115条 リスク】【第116条 サイレン】
【第117条 玩具】【第118条 秘策】【第119条 交渉術】
【第120条 解】【第121条 使者憑依】
ブープが襲撃してくる話。
手傷を負ったムヒョたちは二手に分かれます。
ヨイチ、今井さん、ギンジはキッドとブープの足止めを。
残りのメンバーは通行証と書の融合法の解読をしつつ退避します。
ヨイチや今井さんは裁判官としては優秀であるとはいえ、執行人のいない3人は厳しい戦いを強いられます。
裁判官は「執行以外をこなす魔法律のエキスパート」。つまり刑を執行をすることは出来ないわけです。
ブープだけでなく木偶化したコルトロウ兄弟をも相手に戦うわけですが、ここにきてエンチューに対するヨイチの思いが明かされていますね。
だからこそ、裁判官以下のこの戦力で勝つことにこだわったわけですね。
キリコの協力もあり辛くも勝利をおさめたヨイチたち。
しかし、木偶化の後遺症で動けなくなってしまいます。
一方、リリー&マリルが通行証と書の融合法の解読に成功します。
が、それと時を同じくしてティキがムヒョたちのもとを襲撃してきて。
禁書との融合のため、しばらく動けないムヒョ。
ペイジ本部長がヨイチたちの様子を見に行ってしまったため、ティキと対抗できるのは毒島さんしかいないのです。
毒島さんが禁じ手の一つ使者憑依を使って、ティキに向かいうちます。
どうもこれもまた毒島さんの身体にかなりの負担を強いるものらしいですね。
また倒れ伏すヨイチたちとペイジ本部長のもとにエンチューが姿を現しています。
物語ももうすぐ終わりということもあり、なんとも緊迫した展開になってきました。
次巻もまた楽しみです。
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