文豪ストレ イドッグス 1/春河35(原作/朝霧カフカ)
孤児院を追われ横浜にたどり着いた青年・中島敦は、自殺しそびれて川から流れてきた男を助けることに。
男の名は太宰治…荒事解決を生業とする異能力集団「武装探偵社」に所属する彼は、世間を騒がす「人食い虎」騒動を解決すべく調査しているところだった。
人食い虎と因縁をもつ中島は、太宰に強引に誘われ調査に同行することになるのだが――!?
横浜を舞台にした、文豪異能力バトルアクション開幕!
しばらく前に購入していた漫画です。
ようやく読めました。
【第1話 人間万事塞翁が虎】
【第2話 或る爆弾】
【第3話 ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス(前編)】
【第4話 ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス(後編)】
が収録されています。
あらすじにある通り、文豪たちが異能力と呼ばれる力を使って戦うバトルアクションファンタジー。
時代イメージは明治大正あたりかと思いきや、携帯やヘッドフォンなどが登場してたりするのでその辺は「なんちゃって」のようです。
服装もスーツだったり、セーラー服だったりラフなロンTだったりするので。
中島敦。『月下獣』→虎化。
太宰治。『人間失格』→能力の無効化。
与謝野晶子。『君死給勿(キミシニタモウコトナカレ)』→回復能力?
江戸川乱歩。『超推理』
宮沢賢治。『雨ニモマケズ』
国木田独歩。『独歩吟客』→手帳のページに書いたものを実体化させる?
福沢諭吉。『人上人不造(ヒトノウエニヒトヲツクラズ)』
谷崎潤一郎。『細雪』→雪の降る空間をスクリーンに変える、一種の幻覚みたいなもの。
芥川龍之介。『羅生門』→全てを喰らうもの。
一応1巻に登場するキャラとその能力名、効果を拾ってみました。
福沢諭吉は探偵社の社長で、芥川はマフィアで敵対する能力者ってことらしいです。
名字しかわかってないマフィアのお姉さん・樋口さんは樋口一葉かな?
谷崎の妹のナオミちゃんには能力はなさそうですが、あの子のブラコンっぷりはちょっと怖い。
なんというか設定は面白いです。
文豪たちがそれぞれの作品に見合う能力を持つというのは設定を聞いただけでなかなかにワクワクします。
主人公である中島敦→山月記→虎化!ってのは非常にわかりやすいしおもしろい。
ですが、非常に読みづらいのが残念です。
名前を覚える間もなく次から次へとキャラが登場するので一度読んだ程度では覚えきれないし、キャラもつかみ切れないってが正直なところです。
国木田が真面目で頭がいいがゆえに騙されやすいってことくらいしかキャラつかめてないよ。
2、3巻まで一気に読めば嫌でも覚えるかもしれませんが、1巻を一度では無理でした。
とりあえず、2巻までは購入してあるので近いうちに読みたいです。
3巻以降と、小説版の購入は2巻を読んでから考えようと思います。
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