金色のガッシュ!! 2(文庫版)/雷句誠
ライバル達との死闘を乗り越え、さらに絆を深めていく清麿とガッシュ。魔界の王を決める戦いも、いよいよ中盤戦へと突入する!
そんなある日、2人は人気アイドル・大海恵のコンサート会場で、魔界でガッシュと友達だったという魔物の少女・ティオに出会う。「この戦いに見方はいない」と、ティオは恵以外を信じないというが……。
生き残りをかけた非情な魔物バトル。ずっと2人で戦ってきた清麿とガッシュに、ついに仲間が現れる!?
ガッシュおもしろいんですが、いざ感想を書こうとすると結構大変だったりします。
私が持っているのが文庫版だから収録話数が多いんです。
だから読むのも感想も倍になってしまうという……。
めちゃくちゃ長いです。
【LEVEL.20 計算外の希望】
VSフェイン&?の続き。
フェインのパートナーの名前でてないですよね。
ファンブックとかそういうのに載っているかもしれないですが、持ってないしわざわざ調べる必要を感じさせないキャラじゃないので、「?」のままでいいか。
フェインの能力は前巻で書いた通り、高速移動。
あまりにも早いため、瞬間移動したのかと勘違いしてしまうほどです。
ぶっちゃけこいつは新呪文のお披露目のための当て馬だったんだろうなぁ。
第3の呪文「ジケルド」。
相手の体を磁石にし、まわりにある金属で身動きを制限するというちょっとめんどくさい条件付きの呪文です。
これ読んでて、禁書目録(というか
超電磁砲?)の御坂を思い出しました。
彼女も自身の体に磁力を帯びさせて、壁にくっついていたなぁ。
【LEVEL.21 友情のカレー】
林間学校でカレーを作る話。
清麿がヤケになってます。
原因はスズメに「カレーの歴史」を教えてあげたこと。
清麿がくわしいのはあくまで知識としての要素であるのに、清麿が休んでいる間に「料理人」として宣伝され、期待されまくるんです。
仕方なく、いろいろ試してるんですが、そう簡単にうまくいくわけなく(笑)
これは清麿はあんまり悪くないかと。
【LEVEL.22 ムダな争い】【LEVEL.23 ママの願い】【LEVEL.24 強き姿】【LEVEL.25 僕の意志】
VSエシュロス&進一
心優しい少年・進一と進一の心を操るようなことをしていたエシュロス。
あやつるといっても、シェリーの敵であるゾフィスとは意味が違って、エシュロスはあくまで甘言というか、口先で言いくるめるというかそんな感じ。
人間である進一の方が魔物のような外見をしているんですが、とても優しい少年なんです。
でも、自分の意志というものが弱くて。
エシュロスにいいように使われていたんですよ。
いろいろあって戦うことになった清麿とガッシュの姿を見て成長し、魔物の本を手放すことを決意します。
こういう話結構好きです。
進一のお母さんもこれで安心だろうなぁ。
22話冒頭で、シェリー&ブラゴ組も登場してましたが、あんなすっぱり腕切れてるのにくっつくんですね。
これは魔物の回復力のおかげなんだろうか……。
【LEVEL.26 やさしい清麿】【LEVEL.27 無敵の英雄】【LEVEL.28 勝てる相手】
VSキャンチョメ&フォルゴレ
この作品、作中歌がけっこう多いんですが、この回で歌ってる2曲はすごく印象深いですよ。
チチをもげ! モアもげバージョン/パルコ・フォルゴレ(高橋広樹)
というか、この曲、朝のこども向け番組で流せてたんですよね。すごいな。
ガッシュのもとに次から次へと魔物がやってくる理由の1つが明らかになります。
フェインが語っていた「魔物は引き寄せあう」というのもあるのでしょう。
でもそれだけでなく、ガッシュがおちこぼれであったことが原因の1つでもあるんですね。
誰だっていきなり強い敵と戦いたくないでしょう。
確実に勝てる相手と戦いたい。そう思うのは自然なこと。
だからおちこぼれをねらうってことなんですね。
納得です。
キャンチョメたちは清麿たちに見逃されるかたちでモチノキ町をあとにします。
おなじく落ちこぼれであったガッシュの成長した姿を見て、奮起したらしいキャンチョメ。
頑張れ。
【LEVEL.29 石像の挑戦状】【LEVEL.30 不死身の謎】【LEVEL.31 最後の伝言】
VSロブノス&リュック。
縛られたスズメの石像が送られてきて、呼び出しを受けます。
実際のところ、スズメは捕らえられてなどいなかったわけなんですが、時間的猶予もなく確かめる暇などなく敵のもとに向かいます。
ロブノスはレーザーのような攻撃をしてくる魔物で、分身することで敵の力量をはかったり、裏をかいた攻撃をしてくるなどある意味めんどうな敵でした。
一瞬にして反射角を計算してしまえる清麿は本当に頭がいいのだなぁ、と。
ロブノスが消える直前に残した情報。
ガッシュそっくりの魔物。
原作をある程度読んでいた上、アニメも結構しっかり見ていたのでわかりますが、ゼオンですね。
ヨーロッパってくくりでかいなぁ、とか思いつつ、もうゼオン登場するのか、とちょっとわくわくしてしまいました。
【LEVEL.32 ガッシュの秘密】【LEVEL.33 母の思い】
清麿が学校へ行っている間のガッシュの話。
もうなんていうかアンアンでかすぎでしょう。
そしていくらなんでもこんな昔っぽい格好をした人っていないんじゃないかなーとか詮無いこと考えてしまいました。
アニメのアイキャッチ?の影響でナオミちゃん=あのおもちゃの車に乗ってるってイメージがあったのですがもしかして今回初登場ですか?
へー。
記憶をなくしたガッシュにとって、母親について思うのはちょっと悲しいなぁ。
清麿の母・華を「母親のように」思っているのかもしれませんけどね。
【LEVEL.34 最低の先生】
清麿の学校での話。
この教師最低です。頭のいい清麿にとって授業をまともに聞いていなくても学校のテストで100点をとるのは当たり前なわけです。
それがイヤだったらしい、遠山先生の嫌がらせめいたテストの話がメインになってます。
そんな初恋についての問題なんて出したら起こられるのは当たり前だと思いますよ。
その一方で、赤い本にお知らせが表示されます。
この時点で、残りの魔物の子は70名。
脱落した30名のうち、清麿とガッシュが倒したのはレイコム、スギナ、コルル、フェイン、エシュロス、ロブノスの6体。
5分の1を倒したことになるわけです。
コルルやエシュロスのように、自分から本を燃やそうとした魔物もいたものの、すごいなぁ。
でも、ブラゴ&シェリーの方がもっと倒していそうです。
【LEVEL.35 敵だけの世界】【LEVEL.36 孤独な戦士】【LEVEL.37 戦いの蓄積】【LEVEL.38 信じられる仲間】
VSマルス&?、ティオ&恵登場。
読んでいて驚いたのですが、キャンチョメの方がティオより登場早かったのですね。
そういや
銀魂でも神楽より長谷川さんの方が登場早くてびっくりした覚えがあるなぁ。
魔界ではマルスとティオは仲がよかったのだとか。
でも、この王を決める戦いでは最後の一人になるまで戦い続けるわけです。
仲良くなんて出来るわけもない、と。
まあ、そうだよなぁ、とある意味納得してしまいました。
主人公がそれをやったら問題ですが、敵ならふつうにありです。
ティオのうれし涙をこらえる姿は好きです。
中の人がツンデレの女王様こと釘宮理恵さんってこともあり普通に可愛い。
【LEVEL.39 清麿の夏休み】
清麿がクラスメイトたちの約束をはたす話。
清麿が適当に上の空で遊ぶ約束をしていたものの、夏休みに入ってすぐにイギリス行きが決まっていたから超ハードスケジュールで遊びまくります。
ちょっと疑問に思ったこと。
遊ぶ約束をスズメ(&マリコちゃんたち)としたのはいいよ。
山中や岩島もいいよ。林間学校だとかで仲良くなったらしいですし。
おまえ誰?って感じの井上や田井もまあよしとして。
いつの間に金山と仲良くなったんでしょう?
いや、アニメの印象強いんで特に気にしてなかったんですけど、よく考えるとこの2人の関係って結構険悪のままなんじゃないのかなー、と。
なにかきっかけでもあったのかな?
ちょっと気になりました。
「友達と遊ぶこと」にこだわった清麿は、すごく中学生らしいな、と思いました。
中学に入ってからまともに友達と遊んだことなんてなかったんでしょうしね。
【LEVEL.40 紳士の国】
イギリス旅行編開始。
夏休みを利用してイギリスにいる父親のもとをたずねます。
その途中でスリの少年・セッコロと出あったり、訳のわからない格好をした教授と対面したりと濃いです。
ようやくついた父親の部屋は、荒らされていて謎の足跡が残されていました。
清麿は魔物にさらわれたのでは……と推測したところでこの巻は終了。
本当に長くなりすぎました。
次巻は古城の魔物との戦いからですね。楽しみです。
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