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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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金色のガッシュ!! 4(文庫版)

金色のガッシュ!!(4) (講談社漫画文庫 ら 1-4)金色のガッシュ!! 4(文庫版)/雷句誠
 「ガッシュを王にしたい気持ちは誰にも負けてねーんだよ!!!」。強敵、アポロ&ロップスとの激しい戦いを経て、さらなる勝利への執念を燃やす清麿とガッシュ!
 だが、過酷なバトルで魔物の数が減っていく中、同じように生き残るライバル達もまた、王を目指して成長を遂げていく。
 心強い仲間との共闘や、新たな魔物との出会いと別れ。そして、ついに動き出した不気味な影――。やさしい王様を目指すガッシュの戦いは、さらに熱く、激化していく――!!


今月漫画多い気がします。
うーん、今年の小説読書数目標の達成が余裕そうだから気がゆるんだのかな?
最後まで気を抜かずにいかないと。でも明日もきっと漫画です。


【LEVEL.61 清麿の強さ】【LEVEL.62 最大の術】
VSロップス&アポロの続き。

アポロの不思議な力に苦戦します。
ある意味リボーンの超直感に近いものがあるのかもしれません。

戦いは相打ち。
ロップスの最大呪文ディノ・リグノオンをバオウ・ザケルガで打ち砕くわけですが、両者どちらも動けなくなって戦闘不能に。
両者の性格を考えたらこれ以上戦わずに終わるのも納得です。

アポロから不思議な術バオウ・ザケルガについて推論が出されていますね。
「心の力とは別にたまっていくものがバオウのエネルギーではないか」と。
いったい何がたまっていっているのでしょうか。

途中で読むのをやめてしまったので、本編であかされているのか気になります。


【LEVEL.63 公園の決闘】
ナオミちゃんとガッシュが決闘する話。

子供たちのリーダー格っぽいナオミちゃんですが、ガッシュのことも気に入っているからこその普段のあの態度なんでしょうね。
好きな子をいじめたいみたいな(笑)

ガッシュはナオミちゃんに勝ちたくて仕方ないわけですが、きっとどれだけ強くなろうとも勝てる日はこないんだろうなぁ。


【LEVEL.64 感動の彫刻】【LEVEL.65 ダニーの力】【LEVEL.66 やりとげた仕事】
ダニー&Mr.ゴルドーとシェミラ像の話。

ガッシュはシェミラ像なる彫刻を運んできたダニーボーイことダニーとパートナーであるMr.ゴルドーと知り合いになります。

奪われたシェミラ像を取り返すため戦ってなんとかシェミラ像を取り返します。
が、その帰り道、事故に巻き込まれてダニーはシェミラ像を守って魔界へ帰っていってしまうのです。

これちょっと泣きそうになってしまいました。
さんざん、若造(ボーイ)扱いしていたダニーが一人前の仕事をして。
Mr.ゴルドーの家族関係なんてまったく描かれていませんが、ダニーを最後に「我が息子(マイボーイ)」と言っているのにぶわっときてしまいました。
でも、それはダニーに聞こえていないんですよね。

かなしい。


【LEVEL.67 最強のコンビ】【LEVEL.68 空への電撃】【LEVEL.69 凶暴な女】【LEVEL.70 愛の手料理】
VSパピプリオ&ルーパー、ゾボロン&ヒゲ(名前わからない)とのコンビネーションバトルの話。

遊園地に遊びにきた清麿とガッシュは遊具を攻撃しようとしているパピプリオたちを見つけて止めに入ります。

そのままバトルに突入するわけですが、コンビをくんでいるこの2組がなかなかに面倒な相手で。
パピプリオの状態異常系の呪文で敵の動きを封じ、ゾボロンの攻撃力は高いけれどスピードのない術を当てると。

2組を相手に苦戦していた清麿たちのもとに、ティオと恵が助けにやってきます。
元々、ガッシュたちと一緒に遊園地で遊ぶ約束をしていたのですが、いろいろあって(くわしくは下で)遅刻していたのです。

いがみ合うパピプリオたちと違い、お互いを信頼しあい協力するガッシュたちは見事に勝利をおさめます。

パピプリオとルーパーは何とか逃げるのですが、こいつら弱いくせに結構あとのほうまで残ってたんじゃなかったかな?

ツンデレティオが珍しくデレたのに、ガッシュが気づけないのは鈍感とかそういうレベルじゃなくてまだ子供だからなんだろうなぁ。


【LEVEL.71 大切な人】【LEVEL.72 危険な島】【LEVEL.73 戦う勇気】【LEVEL.74 第五の術】
リィエンに頼まれてウォンレイを助けに行く話。

そういやこんな話あったなぁ、と懐かしく思いながら読んでました。

リィエンの父親は香港マフィアか何かのボスで、リィエン自身はいい子なのにも関わらず、親の名をおそれてリィエンの元を去っていく人物ばかりだったわけです。
でも、ウォンレイは違った、と。
優しくてかっこよくて年齢的にもちょうどいい。リィエンが惚れちゃうのも仕方ないですよね。

まあ、正直な話、ウォンレイは魔物だからマフィアについてよくわかっていなかったってのもあるんだろうなぁとも思うんですが、本人たちが幸せそうだから気にしちゃだめですね。

清麿の言葉がかっこよかったです。
ウォンレイはリィエンを戦いに巻き込みたくないからとわざと冷たくあしらって諦めさせようとするんです。
攻撃力、防御力、スピードその全てがガッシュたちを上回るザバスに清麿たちは手も足も出なくて。
でもザバスとそのパートナーが襲ってくるのです。

躊躇うウォンレイに清麿の言葉が突き刺さる、って感じですね。

2人はリィエンの父から逃げるため、断崖絶壁から去っていきます。
そのとき、ウォンレイにも「やさしい王様」を目指してもらうことに。
この辺のやりとり好きです。

そして、まだ本が燃えていなかったザバスですが、新たな術「ザケルガ」によって倒されます。
ザケルより威力(というか貫通力?)のある電撃です。

最後のオチにクスリと笑ってしまいました。


【LEVEL.75 ガッシュの風邪】【LEVEL.76 力の差】【LEVEL.77 ゆるがない心】
ガッシュが風邪をひき、学校にアポロがたずねてくる話。

まあ、これが何月の設定なのかわかりませんが、海でバタ足しまくってましたからね。
いくら魔物の子が頑丈でも疲れくらいはたまるでしょう。

前半は清麿とガッシュの「学校へ連れていけ!」「ダメだ!」の言い合いなので、どちらかというとギャグっぽい。

しかし、後半はうって変わってシリアスになります。
学校を訪ねてきたアポロの格好はスーツ、そしてロップスを伴っていませんでした。

それというのも、ロップスは「ガッシュによく似た魔物」に本を燃やされてしまったから。

魔物・ゼオンとパートナー・デュフォー。

非情なコンビは、ガッシュと同じ術を使うものの攻撃力は桁違い。
さらにデュフォーはアポロと少し似た能力を持つようで、こちらも効果は桁違いです。

とても今のガッシュたちでどうこうできるようなレベルの敵ではない、と。

ゼオンを魔界の王にするようなことはしないでくれ、とのアポロの言葉に「必ず」と誓った清麿。
ガッシュが目指す「優しい王」。
ゼオンはそれと真逆な存在ですね。


【LEVEL.78 幸せな一日】【LEVEL.79 真のヒーロー】
ガッシュ、ウマゴン、スズメ、ワイフの4人でデパートに行く話。

それぞれ自分の目的を果たすわけですが、悪徳デパートというかなんというか。
人気キャラクターのぬいぐるみはパチモンで、万能包丁はおもちゃ、にんじんには虫がいて、ヒーローショーのヒーロー(カマキリジョー)は貧弱だった、と。

最終的にカマキリジョー(というかワイフ)が悪い奴等を倒し、ちゃんとした商品を手にすることができた、と言う話です。

きっと清麿はこの話をちゃんと知ることはないんだろうなぁ。
以前のアンアンの話といい、こういうガッシュの冒険っぽい話はたまになら好きです。


【特別編 二人の王女】
カルノア王国のマリル王女と入れ替わってしまう話。

ティオと恵が遊園地デートに遅刻した理由が描かれています。

ちょっと早くついてしまったからと街の服屋を覗いたティオと恵。
そこにちょうど訪れていたマリル王女と服を交換してしまったから問題です。

恵とマリル王女が間違われて、命を狙われるはめになってしまうのです。

普段、糸目の人が目を開けたときは怖いというのはテンプレですね。
マリル王女が啖呵を切るところがかっこいい。

正直、無謀だとも思うのですがすごくかっこよかったです。
術を使って刺客を倒してしまっているんですが、これいったいどう説明したんでしょうね。
まあ、「命の恩人じゃから」とかいって細かいこと聞かないですますくらいはしそうです。
タイトルの『二人の王女』とは、マリル王女とティオのこと。
ティオとマリル王女が似ているから、ティオも王女になるかもね、という話でした。


次巻はどんな話が収録されているのか楽しみです。

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