よろず屋東海道本舗 6/冴凪亮
インターネットで評判の何でも屋を開く志摩&香のコンビ。香の姉・静に招かれて参加したゲームでは、なんと舞とAPPと協力することに!? 志摩に敵意をあらわにする、香の中の別人格『キョウ』に初めて遭遇したAPPは…!?
大人気ミステリーシリーズ、注目の第6巻ついに登場!!
シリーズも折り返し地点を過ぎて、終わりに向けて伏線盛りだくさんです。
結末を知っているだけに、すっごいハラハラしてしまいました(笑)
【レベル コントロール ―よろず屋東海道本舗・17―】
香の姉・静に誘われてアトラクション・ストレイシープを体験する話。
ストレイシープはいくつもあるミッションをクリアしていくことでゴールにたどり着くというもの。
パーティーで挑むゲームということもあり、今回は志摩さん&香ちゃんだけでなく、舞とAPP。そして、イレギュラーな存在である山ノ手さんを含め、5名でゲームに挑戦します。
中々に楽しそうなゲームなんですが、志摩さんは『キョウ』に言われたことが気になって素直に楽しむことが出来ないんです。
でもAPPや舞と接していく中で吹っ切れます。
志摩さんって良くも悪くもまっすぐなので、ある程度悩み終わったらぶつかりにいくってのはすごく"らしい"なと思いました。
ゲームの途中で、パーティーが分断されてAPPと香ちゃんが二人っきりになるんです。
その時、APPは香ちゃんの別人格『キョウ』と接触します。
『キョウ』へと変わったきっかけとなった「首をしめられそうになった」。
それは結構な大事な伏線となるわけですが、今の段階ではまだまだ謎ですね。
あ、イレギュラーな存在であった山ノ手さんの正体は芸能記者。
まあ、優しすぎる性格のせいもあって止めちゃうんですけどね。
【クロスロード ―よろず屋東海道本舗・18―】
弥一の知り合いから依頼を受ける話。
美人教師の冬子さんが依頼人。
謎のメールから先、身辺に人の気配を感じることがあって不安だからどうにかしてほしいという依頼です。
弥一さんと志摩さんのお父さんの出会いなんかも描かれているんですが、それより何よりあげパンさんが気になって気になって(笑)
作者の「好きなキャラ第1位」であるこの人。
ナナキの方にも登場しているはずなんですが、ホント脇役でしかないんで、あまり触れられていないんですよねぇ。
本筋に戻って。冬子さんの周りをうろついていたのは実は弥一さんでした。
志摩さんのお父さんが亡くなった事件のころに別れてしまったんだけど、寄りを戻そうとプレゼントを持って訪れる予定だったんだとか。
でも、弥一は刑事ですから事件が起きたらそっちが優先されてしまって。一度機会を逃してしまって迷ってしまったってことらしいです。
人騒がせな、って感じですね。
【トライアル&エラー ―よろず屋東海道本舗・19―】
占い師・ユアンの妹から依頼を受ける話。
人手が足りないから保育園の手伝ってほしい、という一見簡単そうな依頼だったんですが、イタズラを繰り返す子供・剣がいて苦戦を強いられます。
剣がイタズラする理由は「怒って欲しいから」。
親が再婚したとかで、義母であるみかさんは剣に遠慮していたんですね。
剣はそんな遠慮を取っ払って欲しかった、と。
この話は色々と伏線盛りだくさんです。
香ちゃんに新しい付き人として登場した上条海都さんとかね。
最後どうなるか知っているんで、この人が登場しただけでハラハラです。
後はそうですね。
ピアスとか、14歳当時の香ちゃん(というかキョウ)とか、かまって欲しくてイタズラをしたとかそういうのも伏線ですね。
展開はだいだい覚えているんですが、楽しかったです。
よろず屋自体は9巻+特別編だったかな?
まだしばらくあるんで少しずつ紹介していきたいと思います。
[0回]
COMMENT