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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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よろず屋東海道本舗 7

よろず屋東海道本舗 7/冴凪亮
インターネットで評判の何でも屋を開く志摩のコンビ。香の中の別人格『キョウ』が敵意を露にし、とまどう志摩。さらに志摩の両親が亡くなった事件の日、が目撃していた驚愕の新事実が…!? 大人気ミステリーシリーズ、2人の過去の核心に迫る新章開始の第7巻登場!!


ちょっと久しぶりな気がしたのですが、前巻を紹介したのが6月なのでそこまでじゃないですね。


【人間という名の凶器 ―よろず屋東海道本舗・20―】が収録されています。
何度も読んでいる作品なので、おおまかな内容は覚えているんですが、この辺はやはり読んでいてハラハラしますね。

このシリーズ全9巻+特別編1巻なんですが、9巻は後日談めいた話だったはずなので、実質山場は8巻なんですよね。
で、8巻の話は7巻からの続きもの。そりゃ、この巻も盛り上がるわ。


あらすじにもあるとおり、今巻は香ちゃんと『キョウ』の関係について、志摩さんのトラウマの原因となった両親をなくした放火について触れられています。
というのも、志摩さんの家を放火したとされていた連続放火魔が逮捕されるんです。
それをきっかけに止まっていた歯車が動き出すわけですよ。

キョウが志摩さんと香ちゃんを引き離そうとしていた理由、志摩さん家の放火事件、舞が香ちゃんに感じていた既視感。
全てがつながるんですがはじめて読んだときはまさかそこが繋がってくるとは……とびっくりした覚えがあります。
さすがに舞までくるとは思わなかった。


逮捕された放火魔は、志摩家のみ犯行を否定していて真犯人は別にいることがわかるんです。
そして、犯行のあった夜、舞は志摩家の近所で香ちゃんを目撃していた。
しかし、香ちゃんはそのことを覚えていないというか、記憶がない。
つまりは、その場にいたのは香ちゃんじゃなくキョウだったのではないか?となるわけです。


脳内大混乱の中、志摩さん、舞、APPは捜査に乗り出すわけです。
記憶力に自身があるといっていただけあって、舞の記憶力はかなりのものですね。
2年前一瞬見ただけの光景を細部まで覚えていたわけですから。

そして、舞の記憶によるとその場にはキョウだけでなく、ドレッドの男がいたことがわかるもののそこまで依頼の関係もありそれ以上の捜査は進められませんでした。
正直、ドレッドってカモフラージュだったんだろうな、って今でも思ってます。
もしそんな男と街中で遭遇してみてください。「ドレッド・サングラス・黒尽くめ」って印象が強すぎて、髪型変えて着替えちゃばぜったいわからないと思う。

その間に香ちゃんのもとにドレッドの男が現れたこともあり、香ちゃんはキョウが誕生した理由を思い出します。
設定的にはよくある話なんだけど、志摩家放火事件と絡めてくることで先を読ませないあたりすごいなぁ、と。

物語は佳境です。
正直、最終巻である9巻よりも8巻までの方が印象に残っているだけあって、なんとなくは今でも覚えているんですよ。
それでも結構楽しみだったりします。

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