桃組プラス戦記 3/左近堂絵里
マンモス学園は期末テストもオドロキでいっぱい!
18歳の誕生日にまで学園に潜む鬼を退治しなければいけない祐喜にも、普通の高校生として避けられない行事がやってきた…。
それは、期末テスト!!
しかし、愛譚学園の期末テストは一筋縄では突破できないようで…??
結構久しぶりの桃組です。
これで左近堂さんの作品が3つ目なので、カテゴリを作りました。
カテゴリはこれが62かな?
いい加減多くなってきましたし、忍者ブログではプラグインに自動で表示されるのは100までらしいんです。
表示されないものがあるのは問題な気がするのでどうにかしたいんですけど。
どうすればいいか全く見当もつかないんですよねー。
何かいい案ないですか。
【第十一話 契約の矛と盾ノ章 其の三】【第十二話 契約の矛と盾ノ章 其の四】
続・蒼鬼攻略編。
前巻は確か、蒼鬼・宵藍が祐喜と紅に襲いかかってきた、ってところで終わっていたのでしたか。
宵藍が2人を襲った理由が明らかになります。
紅と宵藍の2人は「泣いた赤鬼」のモデルとなった鬼。
人間と仲良くなりたかった鬼と、その鬼のために悪役となったわけですね。
「泣いた赤鬼」はそこで終わりだけど、話にはつづきがあった、と。
人間に仲間を売ったとされた蒼鬼と、人間に捨てられた裏切り者の赤鬼。
代々の蒼鬼は赤鬼が再び裏切らないように見張り続ける監視者の役割を担っていたのだとか。
それは宵藍も同じで。
だからこそ、いじわるのようなこともして紅が人間と仲良くならないようにしていた、と。
でも、紅は祐喜と仲良くなってしまった。
祐喜に近づくことでその周辺にいる人たちとも仲良くなっていった、と。
悲しいですね。
それは建前であって本心をかくしているわけなんですが、すごく悲しい。
蒼鬼は結局、赤鬼が大好きなんですよね。
大好きだから、受け入れてくれる人間のもとに送り出してやりたかったと。
これでもし、暴走した獣基たちが蒼鬼の首をとっていたらと考えるとちょっと怖いですね。
(まあ、少女漫画でその展開はありえないですが)
真意が明らかになって素直に笑った宵藍ちゃんはかわいかったです。
そして、蒼鬼の呪いはとかれました。
効用は鬼美のレベルアップ。鬼美の姿が魔法のステッキに変わって次話へ。
咲羽が祐喜の顎に手をぐいってやったとこにテンションがあがったのは私だけじゃないと思います。
咲羽は接触多すぎるんだよ(*/ω\*)
【番外編 忘却の雨天から。ノ章】
宵藍視点の番外編。
12話の途中の出来事というか、戦闘終了後の話です。
宵藍は紅とともに行くため、生徒会(=鬼の巣窟?)から抜けるんです。
その時のことを描いたものなんですが、すごく意味深。
何から外れかかっているのか、そして宵藍から抜けてしまった大事なこととは一体何なのか……。
この辺ってまだ明らかになってないですよね?
いったいどういうことなんでしょう……。
【第十三話 犬の戌たる奮闘記ノ章】
雅彦が2時間だけ祐喜の不幸体質を引き受ける話。
専科こと専門知識修得科の力を借りて、雅彦に不幸体質を移すんです。
目立ちこそしてませんが、普段の不幸体質のせいで祐喜の運動神経とか体力だとかは無意識のうちに鍛えられているのではないかと雅彦は推測しています。
確かにそうかもしれません。
でも、咲羽には及ばないんだろうなぁ。
わずか、2時間の「普通の生活」。
それは幸せなんでしょうが、自分が努力したわけじゃないから、と。
それ以上をのぞまない祐喜は偉い子です。
【第十四話 採点の日ノ章 前編】【第十五話 採点の日ノ章 後編】
初等部の期末テストの話。
放課後の教室でテスト勉強をしていた祐喜たちが、初等部のテストに巻き込まれてしまいます。
初等部の「民俗学伝承学科」――妖怪の子孫が集うという愛譚学園でも幻の学科なんだとか。
途中まで、ちょっとぞっとしました。
普通に怖かったです。
妖怪大好きなんで、この子たちあるいはこの子たちの先輩に登場して欲しいなぁ。
子どもたちが言っていた「人間がおいしくなくなった」ってセリフを読んで
xxxHOLiCの百目鬼くんのセリフを思い出しました。
何巻かは忘れましたが、確か井戸に水を汲みに行ったときの話。「死体が腐りにくくなった」ってやつです。
そういうのと関係あるんだろうなぁ。
今巻は随分と切りのいいところで終わってます。
次巻はどんな話だったかなぁ。鬼美の形態からしたらあの鬼の攻略のはずなんですが、そんなに早かったですっけ?
すっかり忘れてしまっているので楽しみです。
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