桃組プラス 戦記 14/左近堂絵里
期末テストにトップオブ愛譚に冬休み…。
まだまだ盛りだくさんの熱い冬がはじまる!!
野槌姉弟との死闘の末、祐喜が手に入れたものは、勝利とスーパー福禄獣(=『服を呼び込む力』を持つ者)と呼ばれる羊原君との契約だった。
そばにいるだけで超ラッキーになれる羊原君と一緒に、次に挑むは、愛譚学園期末テスト!
祐喜は、超難問ばかりのテストをクリアし、無事に冬休みを迎えることができるのか――!?
しばらく前に読み終わっていたのですが、ようやく更新出来ました。
読む→感想書くまで部屋で部屋でやりきってしまった方がいい気がしてきました。
【第六十二話 春待月、南天達と対の輪舞(ロンド)を。ノ章 其の一】
【第六十三話 春待月、南天達と対の輪舞(ロンド)を。ノ章 其の二】
【第六十四話 雪月・履端。迷夢ノ森ニテ捕ラワレ喰ワレ。ノ章 其の一】
【第六十五話 雪月・履端。迷夢ノ森ニテ捕ラワレ喰ワレ。ノ章 其の二】
【描き下ろしまんが。】
が収録されています。
今回は、期末テスト(というより、その後のトップオブ愛譚)と、冬休みの雪代家訪問がメインです。
が、ぶっちゃけあらすじ&登場人物紹介でおいってなったのは否めないです。
だって羊原君の紹介が「?鬼」とがっつり鬼の方でされてるんですよ。
前巻でも怪しかったんですが、まさかこうも簡単に敵認定されるとは思いません でした。
怪しい、だけど……みたいな位置に置くのかと思っていたんですが、そうではないようですね。
トップオブ愛譚は、各学科の1年生から代表2名が選出されランダムに選出された学科の学習内容から問題が出題されるというもの。
マンモス校である愛譚には本当に様々な学科があります。
普通科、理数科、体育科あたりは本当に序の口。
今回選出された学科はセレブ科こと帝王学科。
イメージとしては
桜ホスっぽい。
増えるワカメに対する反応とかすごくそれっぽかったです(笑)
各科代表ということもあり、今まで関わってきた生徒がたくさん登場します。
野槌弟とか鴇羽とかの新キャラも再登場しているにも関わらず桔梗は出てません(笑)
まあ普通に考えてサボリかな。
宝石鑑定からテーブルマナー、ダンスまで色々とセレブっぽいことをやっていくわけですが、それぞれ性格が出ているなぁ、と。
裏葉が一人苦労性っぽくてなんだか笑ってしまいました。
面白かったですが、羊原くんがやっぱり怪しいんですよねぇ。
名言こそされていませんが、会長は鬼で、その会長と何やら親し気なやり取りをしているわけですから……。
そんなこんなでトップオブ愛譚はぶっちぎりで裏葉だったそうです。
めちゃくちゃ不本意そうでしたけどね。
そして、冬休みに突入。
今回は雉の家へ向かうことになります。
ちなみに羊原君は実家(という名の空間の狭間みたいなところ)に帰っています。
以前
バタフさんの時にだったかな?
雪代は雉の家に60年ぶりに生まれた獣基だと語られていましたが、
猿の家に引き続きこちらもこちらで色々とありそう です。
なんというか、雪代にかかるプレッシャーが半端ないんだろうな、というのがものすごく伝わってきます。
友達になるのが命令だったから云々は正直、一番最初は私も思っていました。
けど、物語が進むうちにそれが命令云々ではないというのはわかりましたし、今ここで触れてこられるとすごく痛いな、と。
子どもたちはどちらも純粋で、祐喜を主としたっていていい子たちなんですけどね……。
そして結構どうでもいい話。
ロン毛咲羽=中学時代と思っていたんですが、祐喜が転入してくるって叔父さんに知らされた時はまだロングなので、本当に本編がはじまる直前に切ったっぽいですね。
そのタイミングでばっつり切るって一体何があったんでしょう。
そんなこんなで雪代は過去の咲羽と雅彦の幻?か何かに導かれるまま、雉の家でも一番深いという迷夢の森に足を踏み入れてしまうってところで今巻は終了。
次巻の発売はまた大分先になりそうですが、楽しみです。
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