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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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トリコ 12

トリコ 12 ベジタブルスカイ!!/島袋光年
最後の鍵を手に入れて、ついに小松のセンチュリースープが完成!! 世界中の注目を集める!! そしてパワーアップして生還したトリコは、IGO会長の依頼を受け、野菜の王様“オゾン草”採取に小松と旅立った!!


前巻を紹介したのは6月のことですからちょっと間あいてしまいましたね。
でも、年単位で紹介止まってしまっているのも結構あるので一回どうにかすべきですよねー。


【グルメ98 "小松"のセンチュリースープ!!】
【グルメ99 スープ決定!!】
【グルメ100 新(ニュー)スウィーツハウス!!】
【グルメ101 アカシアの弟子たち!!】
【グルメ102 ケンカの時間!!】
【グルメ103 コンビ!!】
【グルメ104 天国への階段!!】
【グルメ105 雲の中へ!!】
【グルメ106 ベジタブルスカイ!!】

が収録されています。

前2話はセンチュリースープ完成と実食。
100話は記念話ってことでオールキャラの1話完結もの。
後半はIGOの会長登場と会長の依頼を受け、オゾン草を取りに向かいます。

小松が悩んでいたセンチュリースープに足りないあと1品。
それは小松についてきてしまったみなしごのウォールペンギンの唾液でした。
はじめて見たとき普通にびっくりしてしまったのを思い出しました。
ウォールペンギンの子どもがはじめから小松になついていたのも、アイスヘルのセンチュリースープの最後の1杯が小松の手に落ちてきたのも、節乃が言っていた「食材に選ばれる」とかそういうのに繋がるわけですね。


一方、吹っ飛ばされてしまったの左腕の再生を鉄平の師匠・与作のもとで行っていたトリコでしたが、こっちにも驚いたな。
センチュリースープ完成と時を同じくして再生が完了したってことらしいです。
これは小松とトリコの間にある何かなのか、鉄平の言葉の通り食い意地がはってる云々なのかどっちなんでしょうね。


センチュリースープの実食は正直、酷いです(笑)
えー、美に関するこだわりが強いサニーはどうしても笑み崩れてしまうのが嫌で飲まなかったようです。
ついでに、アニメでも原作でもココはスープ自体は飲んでいるんですが、どうもアニメはココをイケメンにしておきたいらしく顔はテーブルに突っ伏す形で隠してました。
サニーの表情は崩すのになぁ、とちょっと不思議な印象をうけたものです。

そうしてトリコのフルコース、スープの項目がうまります。
これで3つ目。残り5つですからまだまだ先は長いですね。


100話は記念話でオールキャラ。
十夢さんとかオブサウルスとかこういうときじゃないと中々登場できませんから。
新築のお菓子の家を楽しむ面々でしたが、シャワー浴びてる十夢さんには普通にびびった。
なんで人ん家きて真っ先にシャワー浴びてるんだろう?
ちなみに、このお菓子の家は一晩でなくなってしまったらしいです(笑)


後半はIGO会長・一龍とのバトルからの食材ハント依頼です。
一龍は美食神・アカシアの3人の弟子のうちの1人なんだとか。
残りの2人のうち、この時点ではノッキングマスター・次郎のみが明かされています。

というか、この世界における実力者たちの年齢が気になる。いったいいくつなんだ……。
年齢って確かマンサム世代までしか明らかになっていないはずなんですが、一龍、節乃あたりだと4、500歳じゃないと計算あわなくなりそうなんですよね。
少なくとも前回のセンチュリースープを飲んでることから100歳オーバーなのは確実です。
でも、次郎の孫が鉄平(27歳)なんですよね。随分と遅くに出来た子なのか、便宜上、孫と名乗っているものの実際は玄孫あたりだったりするんでしょうか。
うーん、よくわかりませんね。

一龍と手合わせしたトリコでしたが、実に簡単にあしらわれてしまいます。
トリコは現状では、グルメ界行きは難しいことを告げられます。

一龍曰く「アイスヘルで息が白くなっているようではダメ」ってことらしいです。
アルファロでしたっけ?美食會のギャルソンが節乃の息が白いのを見て色々言っていたのはその辺の関係ってことですね。

環境に適応するための修行にとオゾン草の捕獲しにいくことになります。
そのときに、パートナーの存在について語られています。

確かにそうなんですよね。
この世界だと特殊調理食材と呼ばれる調理の難しい食材が山ほどあります。たとえ、捕獲したところで調理することが出来なければ食べることが出来ないってこともありえるわけです。

だから、自分のレベルにあった料理人の存在は重要。
一龍にはパートナーがいないようですから改めて読み返すとちょっと寂しくなってしまいますね。

そんなこんなで小松の存在を改めて意識してトリコはオゾン草を求め、雲の上の世界へベジタブルスカイを目指します。

スカイプラントをのぼる道中と初期の小松の扱いを見比べるとだいぶ変わっているんですが、それだけ多くの旅を共にして、一緒に過ごしてきたってことなんですよね。

ベジタブルスカイの野菜たちを堪能して、両者それぞれ謎の物体を発見したってところで今巻は終了です。
次巻はそこまであけずに紹介したいな。

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