トリコ 4 サニー!!/島袋光年
IGOと対立する“美食會”が送り込んだGTロボ! その無益な殺生行為に怒りを爆発させたトリコは、釘パンチで卑劣な相手に挑む!! やがて美食會との“リーガルマンモス”争奪戦を前に、もう一人の美食會が…!!
絶賛アニメ放送中のトリコです。
ジャンプのゲーム情報などを見るとゼブラさんが登場していたので、きっとアニメも2期目突入するんだなぁ、と今から楽しみだったります。
【グルメ26 GTロボ!!】【グルメ27 怒りの理由(わけ)!!】【グルメ28 お前は…】
トリコVSGTロボ(ベイ)。
前巻の引きが引きだったこともあり、いきなり瀕死のバトルウルフの説明からはじまるというちょっとびっくりな冒頭でした。
親子といえどわずか1日しかふれあうことのないというバトルウルフ。彼らにとって、そのたった1日の愛情表現というのは敵を討つことなんかよりずっと大事なことなんでしょうね。
愛情表現を優先した親のかわりに怒ったのはトリコ。
食べるためでも、身を守るためでもない。ただ「殺す」ためだけの攻撃に我慢がならなかったようです。
そして敵の正体も明らかになります。
GTロボ――グルメテレイグジスタンスロボット。
telexistence(テレイグジスタンス)とは遠隔地に存在するロボットが受け取った視覚触覚などの情報を操縦者がリアルに感じながら動かすことが出来るシステムのこと。
これを使えば、日本にいながらにして海外の名医の手術をうける、なんてことも可能になるわけです。
GTロボはこのシステムがさらに進化し、悪用されたものってことらしいです。
アニメではこのトリコVSペイ戦に限らず、血の描写がNGらしく、傷ついてもそうひどく見えないんです。
ピーラーショットなんか特にそうですよね。原作だと血がたくさん流れ攻撃で肉が削られているんですが、アニメでは若干赤くなってるなといった程度。
放送倫理とか自主規制とかなんだと思いますが、その後のワンピースで血の描写をされていることを見るとすごく腑に落ちない気分になります。
戦いは腕を痛めながらもトリコの勝利。
そしてバトルウルフの子供――テリーことテリークロスがトリコに懐き、相棒に就任。
「オレも束縛された動物(チェインアニマル)だった」という気になる言葉をトリコが残しつつも特にふれられることもなく流されてしまいます。
勝利の美酒というか、晩餐の最中に本来の目的を思い出したマンサム。
トリコをここに呼び寄せたのはリーガルマンモスを捕獲するためだったのに、すっかり忘れて美食會の足止めに引っかかってしまったよう。
しかし、リンちゃんの兄から「リーガルマンモスを捕まえた」と連絡が入っていたらしくって……。
ラストに巨大なマンモスを腕1本で支えているように見える男が登場して次話へ。
【グルメ29 食事!!】【グルメ30 サニー!!】【グルメ31 第1ビオトープ!!】【グルメ32 ロックドラム!!】
【グルメ33 サニーの“ダイニングキッチン”!!】【グルメ34 小松とサニー!!】
サニー登場編。
前話の引きで男――サニーが持ってきたリーガルマンモスは子供。
マンサムが捕まえたかったのは大人のリーガルマンモスだったために、トリコやリンちゃんと協力して捕獲することに。
向かうは捕獲レベルアベレージ27の第一ビオトープ。
美食會のGTロボを警戒しつつ、猛獣たちにも警戒しなければならない、と。
捕獲レベル27のロックドラムを相手に、サニーの能力が説明されています。
目ではみえないほど細い触覚が髪の先から伸びているんです。その数は20万本を超え、それ1本だけでも250kgを支えることが出来るんだとか。
だからサニーは子リーガルを片手で支えているように見せることが出来ていたんですね。
ロックドラムの力を圧倒するものの、油断により分断されてしまいます。
サニーと小松は、きのこが生い茂るマッシュルームウッドに飛ばされます。
ほぼ初対面なこの2人ですが、小松はいつもの通り貴重な食材を前に楽しそうです。
ココも絶賛していた小松の包丁ですが、ここでも絶賛されていますね。
サニーには独特の美学があるのですが、特に重視しているのは“調和”。
サニー曰く小松と包丁は見事に調和したんだとか。
小松のことをなんだかんだで気に入ったらしいサニーが一緒に松茸食べるらしいってところで今巻は終わり。
この段階ではまだトリコたちの行方は不明。
美食會の副料理長・スタージュンも参戦していますし、なんともつづきが気になる状態で次巻へ。
どうなるか、とかはわかっているのですが、楽しみです。
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