結界師 2/田辺イエロウ
良守と時音はケンカしながらも、結界師としての闘いの毎日を送っていた。そんな二人の前に現れたのは、烏森の乗っ取りを企む「鬼使いの夜未」と「鬼のヨキ」だった…!少年サンデー誌上で絶大な支持を受けた「鬼使い夜未編」と「寒桜編」を収録した妖結界バトルストーリー第2巻!!
いつぶりだろう、ってくらい久しぶりの結界師です。
前巻を紹介したのは昨年11月でした。
そのうち続きを紹介しようと思っているうちに最終回を迎え、
最終巻35巻も8月には発売されます。
なんかホントすみません、って感じです。
【第8話 雪村時雄】【第9話 鬼使い】【第10話 追憶と憎悪】【第11話 誓い】
【第12話 良守VSヨキ】【第13話 裏界】【第14話 ただそれだけ】
夜未&ヨキVS結界師。
「鬼使い夜未編」ってことでいいのかな?
裏界の任務をかたってやってきた夜未が、烏森を乗っ取ろうとする話です。
夜未は異能者で能力は鬼使い。鬼と契約を結ぶことによって、鬼の力を借りる――ってところかな?
そんな鬼使いの中でも夜未は落ちこぼれの部類になって、同じく落ちこぼれ……というか能力よりも格段に難しい仕事を任されていた時音の父親・時雄を嫌っていたようです。
夜未が時雄を嫌っていたのは、一種の同族嫌悪。
自分と似た境遇ながらもがんばる時雄を見ていられなかっってことみたい。
時雄は故人であるということもあり、作中で登場するのはここだけかな?
もしかしたらまだ出ている場面もあるかもしれませんが、そう多くはないはずです。
時雄が遺した言葉「奴らに隙を見せるな」。
奴らって妖ってことでいいんでしょうか……?
なんかすごく意味深な気がするのは私が深読みしすぎってことなんでしょうか。
最後の小さなヨキの再生はよかったな、と思います。
敵を滅するってのもそれはそれでいいのですが、良守自身は比較的優しい(≒甘い?)少年として描かれていますからね。
夜未とヨキの関係性ってことも考えるとあのサイズでの復活はけっこう好きな展開です。
そして、こんな初期で夜行が登場していたことにびっくりです。
夜行、そして裏会は物語に深く食い込んでくる組織です。今はまだ異能者たちの取りまとめたり取り締まったりする程度の情報しか明かされていません。
それでもこんな早くに登場していたとは思いもよらなかったなぁ。
【第15話 寒桜〔前編〕】【第16話 寒桜〔後編〕】
烏森の狂い桜の話。
百合ちゃん登場話。
良守のクラスメートの霊感少女です。
良守に恋心を抱いていたのか、抱いていると誤解されていたのかその辺はちょっと忘れてしまいましたが、そんなエピソードがあったような。
とりあえず今回は登場回なのでそこまで話は進みませんけどね。
烏森の七十七不思議に思わず「多っ!」とつっこみたくなってしまいました。
まあネウロの魔界道具よりはだいぶ少ないですけど。
夜桜見物にやってきた百合ちゃんがその霊感ゆえに結界師の仕事の一端をのぞいてしまいます。
百合ちゃん怖かっただろうなぁ。
良守は妖から百合ちゃんをまもるために結界の中にいれて保護してあげてるんですけど、百合ちゃんはそんなこと知る由もないですからね。
結界を破壊して妖を退治していく様を見せつけられたら「次は自分の番かも!?」と恐怖してしまうのも仕方ない。
百合ちゃんに怖がられる時音に笑ってしまいました。
自分まで怖がられると思っていなかったっぽいですね時音は。
最後数ページがちょっと少年マンガっぽくない感じもしましたが、私は好きです。
百合ちゃんの筆箱から飛び出している式紙はあんな風にいれてたらすぐぼろぼろになるよなぁ、とか身も蓋もないことを思ったのは秘密です(爆)
この感想はポメラで一通り書いたあとパソコンから細部に手直しをいれて投稿してみました。
今はこの文量を書くのに2、3時間かかってます。でもこれは慣れればもう少し短縮できそう。
ポメラを使うことによって今まで1日1冊しか紹介できなかったのが、1日2冊紹介出来る日が登場するかもしれません。
結界師の続きはまた近いうちに紹介できたらな、と思います。
少なくとも今回ほど間をあけるつもりはないです。
[0回]
COMMENT