地獄堂霊界通信 1/みもり(原作/香月日輪)
てっちゃん、リョーチン、椎名――。
町内で知らぬ者とてないこのトリオ、誰が呼んだか「イタズラ大王三人悪」。
この三人が街外れにある薬屋「地獄堂」を訪れたとき、不思議の扉は開かれた――!!
もうとっくに紹介していると思っていたのですが、まったく紹介していなかったんですね。
【第1話 地獄堂と三人悪と幽霊と】
【第2話 翳を食う(前編)】
【第3話 翳を食う(後編)】
【第4話 地獄堕ち】
【SSS 廃墟の少女】
が収録されています。
SSSのルビは「スペシャルショートショート」。
香月さんの特別書き下ろしですね。
原作未読だと「第三の眼?」ってなりそうな話。
内容的には、妖怪アパートでも語られていそうな話でした(笑)
原作ノベルス版でいうと
1巻途中までの話です。
【地獄墜ち】と【翳を食う】の順番は逆ですが、まあそこまで問題はないですね。
てか、1話のカラーが見覚えあるなぁと思ったらノベルスの口絵として再利用されていたから何ですね。
この作品、コミックスのカバー裏に順にメインキャラクターのプロフィールがのっているんです。
が、さすが小学生。小さっ!
てっちゃん、135センチ、34キロらしいですよ。
原作が児童書だとは思えないほど、恐いし、バットエンドもあるこの作品。
今回収録されている話の中で一番恐いのは、【地獄堕ち】。
原作の時点でも結構恐かったんですが、漫画になるとそれとはまた別の恐さがあるというか。
絵になったからこそ富田さんの笑みがぞっとするんですよね。
富田さん、超恐い。
今回改めて読んで思ったのは、椎名っててっちゃんのこと大好きだよな、とこと。
1話の「これ(骸骨)もってけよ」の後のコマとか、3話でオヤジに覚悟を求められた時の「てっちゃんとならどこへでも」とかね。
多分、椎名の気持ちが仄めかされていた
幸福を読んだからだと思うんですが。
椎名にとって、てっちゃんの存在がすごく大きいってことはわかっていましたが、初読時はそんな風には思えなかったので再読だからこそですね。
すっかり忘れていたんですが、ガラコって変化できたんですね。
ガラコの人型ってこれっきり?
完全版セカンドステージ、続編が中々出ませんが暁のこととか気になります。
そろそろ発売してほしいですね。
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