七つの封印 5 影の天使/カイ・マイヤー(訳/山崎恒裕)
エーゲ海にうかぶその小島は、人気のない寂しいところだった。
キラとリーザ、ニールスとクリス、そしてラーベンソン教授をのせた飛行機は、その島に不時着し、外界から孤立する。
その不時着は偶然ではなかった。
天界の力がそうさせたのである。
彼らをそこで待っていたのは、堕天使アザキエルだった。
ラーベンソン教授は古代都市ラキシュの要塞から、伝説の遺物「ラキシュの頭」を持ち出していた。
アザキエルの言葉を信じてよいのか?
決めかねているうちに、恐ろしい危険が襲いくる……。
図書館で借りてきました。
今回3冊しか借りなかったので、明日にでも読んでしまいたいです。
シリーズも巻を重ねてだいぶ慣れてきたかと思っていたのですが、今回は読むのがめちゃくちゃきつかったです。
私基本的に本を読んでいて眠くなることってないんですよ。
そりゃあ、深夜まで読んでいて眠いとかそういうことはありますけど、そういうのじゃないだと
QEDを始めて読んだときくらいしかなかったんです。
けど、今回はやばかった。
何度うとうとしたことか……。
そういうこともあってあまり内容が頭にはいっていないんですけど、なんとなく今回は大人しかった印象を受けました。
タイトル通り、登場するのが天使ってこともあり怖いとか不気味とかそういうことがなかったし。
バトルや、子どもたちの機転で事態がどうにかするって感じでもなかったですし。
正直、本筋の内容よりニールスの作り話の方が怖かったです。怖気が立つというか気持ち悪い。
鳥肌立つまではいきませんでしたが、思わず顔をしかめてしまいました。
作中でも触れられていましたが、今回は七つの封印があらわれていないんですね。
理由は不明。「天使だからではないか」と言われていましたがそれは推測の域を出ていないわけです。
きっとそのうち説明されるだろうと思っているのですが、どうなんでしょう。
アザキエルは最後のセリフからして再登場してもおかしくないのかな?
でも、このままフェードアウトでもおかしくはない感じ。
再登場してもおもしろいだろうけど、この天使制約が多いので登場してもなかなか大変そうです。
物語はこれで折り返し地点ですか?
ひろげた風呂敷をつつみはじめるのにはまだ早い気もしますが、そろそろ進展してほしいですね。
次巻の敵はカカシなんだとか。
タイトルは黒死病=ペストだからなんとも大変な事態になりそうです。
そのうちまた続きを借りてきたいと思います。
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