カゲロウデイズ 2 ‐a headphone actor‐/じん(自然の敵P)
『カゲロウデイズ‐in a daze‐』待望の続編が早くも登場!
『カゲロウデイズ』他、投稿された楽曲の関連動画再生数が1000万を超える超人気クリエイター・じん(自然の敵P)。
その本人による書き下ろしノベルの第2巻が早くも登場!
全ての楽曲を繋ぐ物語はついに核心へと向けて動き出す。
――これは、少年と少女の物語。あの事件のその後の話。そして、とある『過去』が明らかになる……。
新世代の作家が描く、『目』を疑うような衝撃作!
図書館で借りてきました。
もしかしたら読み終わらないかなーとか思っていたんで、期限までに読み終えられてよかったです。
サブタイトルからもわかる通り、今回のメインは『ヘッドフォンアクター』。そして『夕景イエスタデイ』。
つまりは電脳少女・エネとエネの前身であるゲーマー少女・榎本貴音の様子がメインで描かれています。
メインの登場人物となるのは前述の通り、榎本貴音(HN・エネ)と九ノ瀬遥(HN・コノハ)。
そして2人の担任教師である楯山研次朗。
この3人が学園祭に射的ゲームとして作成されたのが『ヘッドフォンアクター』ってことらしいです。
てっきり前作の続き――エネがコノハを発見したところから先も描かれると思っていたのですが、そこまで進んでいません。
『夕景』がメインになってしまっているので前作の2年くらい前の話に終始してしまっていて、ラストもメカクシ団の面々が遊園地で楽しんでいる、というところで終わってしまっているんです。
物語自体が群像劇めいた話なので、それぞれに焦点をあてていくとこういうことになるのも致し方ないのかもしれませんね。
正直、さらに謎が深まった感があります。
私この『カゲロウプロジェクト』の楽曲一部しか知らないので、余計そう感じるのかもしれませんが。
よくわからないながらも読み進めていったんですが、これ貴音と遥をエネとコノハにしたのは先生ってことなんですよね?
遥と貴音はどちらも何かしらの病気を患っていたようなんですが、それも正直よくわからないからなぁ。
倒れて目覚めたと思ったら貴音はエネになっていた、と。
先生はエネとコノハを使って『カゲロウデイズ』を引き起こそうとしているってことらしいです。
『カゲロウデイズ』は何かわからないながらも、楽曲の内容的にいいものではないでしょう。
先生とアヤノは親子。
シンタローが時々話に出す「ジャージをほめてくれた女子」=アヤノっぽいんですが、アヤノは2年前=『夕景』のころに亡くなっている。
多分自殺。夏でも手放さなかったマフラーと何か関係があるんだろうか。
単純に想像するのなら、それは「繰り返す」ことで「やりなおし」をはかろうとしているってことなのかな。
そんな簡単なことじゃないんだろうなぁと思いつつも正直訳がわからないです。
最後の方で、前作ではカットされた遊園地で遊ぶメカクシ団の面々の様子が描かれています。
カノが愉快犯っぽいなぁとか、いきなり登場したセトってマリーを連れ出したあの男の子だよね?とかいろいろあるんですが、シンタロー視点で物語が進むとなんかギャルゲーっぽい。
フラグ建てって訳じゃないけど、アトラクションごとに別の女の子と一緒に乗るとかすごくそれっぽい(笑)
あとはそうだな。
貴音=エネというのはわかるし、だからこそエネは貴音の時にした約束がどこかで覚えていてシンタローの元にいったってことなんでしょう。
でも、性格がかなり違うんですよね。
それはコノハもたぶんそう。コノハに関してはまだ全然登場してないからなんともいえませんが。
遥がほんわかしてる印象なのに対して、コノハは無表情というかどちらもワンテンポずれているのは変わらないんだけど全然印象が違うんですよね。
現在、4巻まで発売されているこのシリーズですが、図書館にあるのはここまで。
うーん、続きが気になる。けどなぁ、買ってしまったらノベライズだけじゃおさまらないと思うんですよ。
きっとコミカライズとか関連書籍も買って細かな設定だとかも確認したくなってしまうのが目に見えてわかるんでかなり躊躇ってしまいます。
でも図書館のやつも寄贈本のようなんですよねー。続き買うのか不明すぎる。
とりあえず、しばらくは図書館で続刊を購入しないか様子見しようと思います。
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