とある魔術の禁書目録 2/鎌池和馬
「そこ、女の子が捕まってるから」
“超能力”が一般科学として認知された学園都市、その「三沢塾」で一人の巫女が囚われの身となった。そして、どうやら首謀者は、魔術側の人間らしい。上条当麻は魔術師ステイルから説明され、すなおにうん、と返事をした。
「簡単に頷かないで欲しいね。君だって一緒に来るんだから」
「…………はあぁ!?」
真夏の日差しの中、不気味にそびえ立つビルに二人は向かっていく。
魔術師、吸血殺し(ディープブラッド)、禁書目録(インデックス)、そして上条当麻。全ての線が交差するとき、物語は始まる――!
禁書目録2巻です。
アニメでは1巻の内容に6話かけたのに、2巻の内容には3話しか割かれなかったことからかなり省略されているんだろうなぁ、と思ってました。
やっぱりかなり省かれてましたね。
アニメでは錬金術師の目的とかアルス・マグナが実現した方法とかその辺全く説明されていませんでしたよね?
記憶違いだったらすみません。
でも原作であれだけ強調されているのにも関わらずアニメでは特に印象に残っていないってのはどうなんだろう。
時間軸はそう進んでいないようですね。
未だ夏休み中の出来事。
当麻のもとにステイルがやってきて吸血殺しを救いにいく話とでもいうべきでしょうか。
前巻でもステイルの年齢にびっくりしたのですが、今回もまたびっくりしました。
アニメを見て、27、8なのかな?と思っていたアウレオルスがなんと18歳。
外国人だからとかそういう問題じゃない気がします。
ステイルは言動が子どもっぽかったので「そうだったんだー」と納得できたのですが、アウレオルスに関してはそういう面がなかったのでただただびっくりするだけです。
対アウレオルス・ダミーの当麻を見て。
アニメを見ただけの私の中ではアクセラレータのイっちゃってる印象が非常に強かったんですが、当麻も怖い。
能力といい、内に秘めている狂気といい敵にまわすと1番怖いのは上条当麻なのかもしれませんね。
ちょっと疑問に思ったこと。
今代のパートナーが上条当麻。
先代がステイル=マグネス。
先々代がアウレオルス=イザード。
1巻での神裂さんのセリフからして、インデックスの記憶が失われるのに何回も立ち会っているものだと思ったのです。
が、そういうわけじゃないのかな?
アウレオルスからステイルに変わっても神裂さんはずっと側にいたってことなのかもしれませんけど。
まだ2巻ですし、後々の巻で説明されているのかもしれませんね。
そして実は原作では土御門登場してないんですね。
1巻で名前だけは隣人としてけっこう酷い説明で登場してましたが、当麻は記憶を失ってしまったので今巻では触れられてすらいません。
アニメでは姫神との初接触時にインデックス、当麻、青髪、土御門の4人でファーストフード店に行ってましたが、いくら店が混んでいるからって4人連れなのに1人座っている4人掛けテーブルに向かうってことしないですよね。
途中の人肉プラネタリウムやアウレオルス・ダミーの壊れっぷりなんかちょっと気持ち悪いシーンがありましたがおもしろかったです。
次巻は御坂編ってことでいいのかな?
アニメを見ただけでも十分おもしろかったので、すごく楽しみです。
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