万能鑑定士Qの事件簿 4/松岡圭祐
希少な映画グッズのコレクターの家が火事になり、プレミア品の数々が灰になった。翌朝、やはりレア物のパンフレットやポスターを扱う店が不審火で全焼する。連続放火魔の狙いは、かつて全国規模でヒットを飛ばしながら存在を封印された1本の邦画だった。ミリオンセラー『催眠』の主人公、カウンセラー嵯峨敏也が登場、凜田莉子との初顔合わせを果たす。頭脳明晰な異色コンビが挑む謎とは? 書き下ろし「Qシリーズ」第4弾!
図書館で借りてきました。
今回が松岡さんの紹介記事3つ目なのでカテゴリ作ろうと思います。
あらすじにもあるとおり、今回メインとなるのは映画のポスター。
その映画の名は「ノストラダムスの大予言」。
今じゃそんなのあったねといわれる予言がまだまだ未来のことだった時代に放映された映画だそうです。
そのポスターが次々と燃やされる事件が発生し、反抗理由を莉子が追っていきます。
あらすじにもあるとおり、今回作者の別作品『
催眠』の主人公が登場しています。
この催眠って読んだことないんですが思い当たる節があったのでちょっと調べてみました。
私の記憶の片隅にうっすらと残っていた記憶はドラマ版の一部分だったようです。
金属アレルギーの女性と露天で指輪を売っていた男性。
女性には後催眠がかけられていたらしく、そのトリガーは蝶の標本。男性は女性にそれを見せないように奔走します。
女性を強く抱き止めて間に合ったかに思わたのもつかの間、男性の腕の中にいる女性の目線の先には蝶の標本が……。
ってのしか覚えてないんですけどね(爆)
この男性が嵯峨だったのかどうかも覚えてません。
まあ、この作品はQシリーズ。メインはあくまでも凜田莉子ですから、催眠は読んでいなくても問題はないでしょう。
読んでいた方が真相に近づくには一歩有利かもしれませんが。
このシリーズってどうも序盤が物語に入り込みにくいんですよね。
ある程度進めば面白いんですが、事件が起こって捜査を行いだすまでがあんまり好きになれません。
ラストの展開がどうにも強引な印象を受けてしまいました。
疑問を覚えて問い合わせさえすれば、すぐに確認は出来そうですがまず疑問を持つということがなさそうです。
うーん、莉子の知識の豊富さの裏付けってことなんでしょうけどね。
続きはまた折をみて借りてこようと思います。
次は舞台を海外に移すようですね。楽しみです。
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