カカオ80%の夏/永井するみ
私は、三浦凪、17歳。
好きなものは、カカオ80%のチョコレートとミステリー。
苦手なことは、群れることと甘えること。
夏休みに、クラスメートの雪絵が、書き置きを残して姿を消した。
おとなしくて、ボランティアに打ち込むマジメな雪絵が、いったいどうして……?
カレでもできたのか?
気乗りはしないけれど、私は調査に乗り出した。
ひと夏のきらきらした瞬間を封じ込めたおしゃれなハードボイルド・ミステリー。
図書館から借りてきました。
夏休みになった直後の出来事なので時期的にもちょうどいい感じ。
主人公の凪が、少ない手がかりをたどりいなくなった友人を探す話です。
おもしろかったです。
凪がちょっとかっこよすぎる気もしないでもないですが、心情は理解しやすいかも。
いったいどういうことなんだろう?と楽しみながら読めました。
YAレーベルなだけあって読みやすかったです。
雪絵のお母さんがちょっといやでした。
凪のお母さんもあれはあれでめんどうな感じですけどね。
愚痴を聞き続けるってのはちょっときついものがあるから、雪絵が逃げたくなった気持ちもわかるなぁ。
なんというかこっちまで一緒に沈んで言ってしまいそうになるんですよね……。
続編出てたら読みたいなーとか思って調べてみたら1冊出てるみたいですね。
レッド・マスカラの秋/永井するみ
めちゃくちゃ読みたいけれど、図書館で見たことないな……。
田舎の貧乏な図書館なので新刊があんまり入らないんですよ。
ラノベ(というかコバルト文庫ばっかり)はここ最近ほとんど増えてない。
今度探してみたいと思いますが、望み薄ですね。
マスターがかっこいい。
一人頑張ってしまう凪を支え、甘えさせる役目を担うマスター。
えっと、マスターが29歳で、凪が17歳?
一回り違うのかー。でもありだと思いますよ。女子高生っていう肩書きがあるからちょっと違和感ありますが、凪自身大人っぽいのであと5年くらいしたら特に気にならなくなりそう。
まだ友達の域を出ていませんが、『レッド・マスカラ』だとこの2人の関係に変化が訪れるのかなー。
うーん、読みたい。
凪の成長も少しだけ見えるし、この事件を機に仲良くなったっぽい4人。
これからどんな関係を築いていくのかなーと想像が膨らむ話でした。
マジで続編読みたいです。
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