灼眼のシャナ/高橋弥七郎
新学期が始まったばかりの高校生・坂井悠二は、いつものように、“日常”を生活していた。だが、彼はある日突然、“非日常”に襲われる。人の存在を灯に変え、その灯を吸い取る謎の男、フリアグネに襲われたのだ。
悠二の“日常”生活は壊れた。しかし同時に、彼の前に一人の少女が現れた。少女はフリアグネから悠二を護るため、悠二は感謝を込めて御礼を言うが、少女はこう呟く。
「おまえは、もう『存在していない』のよ」
自分はすでに死んでいる!? 存在亡き者、悠二が考え、思うこととは……!?
奇才・高橋弥七郎が贈る、奇妙な学園ストーリー!
以前、友人から貰ったものも食指が動かず積読状態だったのですが、ふと存在を思い出し読んでみました。
感想としては、思ったよりはおもしろいなでした。
アニメ化していることを考えれば、まあ普通なのかもしれません。
少年が非日常に転がり込み、闘う少女と出会い敵を撃破するという設定としてはありがちなものですね。
違うのは、少年がすでに死んでいたこと、とかでしょうか。
“存在しない者”って何度も出てくるんですが、どうしてもキングダムハーツのノーバディを思い出してしまいました。
そして、アラストールを何度アストラールと読み間違えたことか。
レンタルマギカを読んだ後に読むもんじゃないですね。
普通の少年・悠二がいきなり戦闘に巻き込まれるところから物語は始まるのですが、容赦なく独自の用語が連発されます。
正直、一読目では脳内は?だらけです。
多分、立ち読みしつつ購入を検討してたら棚に戻してたかもしれません。
正直、置いてけぼりをくらう読者も多そう。
吉田さんが可愛い。
わずか2行で吉田さんの感情を間接的な表現で表してるのはすごいな、と思いました。
「吉田さん、平井さんなら坂井と一緒に帰ったよ」
「え……ゆかりちゃんと……?」
この部分なんですが、これだけで思わず「頑張れ吉田さん」と。
萌だとかはとくに感じませんでした。
うーん、私自身ロリ属性ないからですかね?
ツンデレは嫌いじゃないんですけど、まだデレが少ないからでしょうか。
物語のオチは好きです。
でも、悠二に『零時迷子』が宿っているってことは、その力も奪われることもあるってことなんでしょう。
まあそうならないようにするんでしょうけど。
正直自分で買ってまで続編を読みたいとは思いませんでした。
10巻くらいまで貰ったのでそこまでは読もうとは思いますが、そこから先は読んでみてから、ですね。
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