100万回生きたねこ/佐野洋子
おじさんのかさ/佐野洋子
図書館で借りてきました。
絵本を紹介するのははじめてですね。
有名な作品である「100万回」ですが、読んだことあるようなないような?といったレベルの記憶しかなかったんです。
我が家にこういう絵本ってあまりなかったんですよね。
先日、妹と話していてこの作品の話になったので思わず借りてしまいました。
「おじさんのかさ」は、「100万回」の隣においてあったんですが、懐かしさのあまり借りてしまいました。
同じ作者さんだったんですね。知らなかったです。
まずは、「100万回」。
100万回生きて死んだトラネコが愛するということを知り、死ぬ話。
正直、これは子供向けじゃないよな、というのが正直な感想。
100万回生きる云々というのはつまり輪廻転生。生まれ変わりの概念を子供に説明するのは難しいし、たんたんと描かれるネコの死にざまもちょっとグロイ。
サーカスで真っ二つとか、女の子のおんぶひもでぐったりとかそういうの。
これは読み聞かせる大人を対象に描かれてるんだろうなぁ。
白猫を見送ったトラネコは、とうとう転生することなく永遠の眠りにつくわけです。
それはいったいなぜなんだろう?と。
愛することを知ったから転生しなかったんでしょうが、逆になぜトラネコは今まで100万回も転生しつづけたんでしょう?
ちょっと他の人の見解を聞いてみたいです。
次は「おじさんのかさ」。 この作品って私が小学校1年生のときの教科書に載っていた作品なんです。
めちゃくちゃ懐かしかったんですが、だいたい記憶にある通りでした。
おじさんは傘が大好きすぎて雨が降っても傘を使わないという変わった人。
そんなおじさんが子供の言葉に影響されて傘を使うようになるというお話。
「100万回」と比べるととても子供向け。読んでいてほほえましい気分になる話でした。
こちらもなぜおじさんはそこまで傘を大事にしていたのだろう?とか疑問点はあるんですが、こちらはそこまで深読みしなくていいかな、と思いました。
今回、このブログで初めて絵本を紹介したんですがたまにはこういうのもいいですね。
[0回]
COMMENT