ご愁傷さま二ノ宮くん 3/鈴木大輔
「断じて! 認めませんっ!!」
一緒に眠る二ノ宮くんと真由を止めたのは、あの人の一言だった。北条麗華。社長令嬢で二ノ宮家の住み込みメイドな麗華さんは今夜もまた怒っていた。 麗華がなんとサキュバスだったり。彼女の命を救うために二ノ宮くんがキスしたり。そんでもって、それを真由が目撃しちゃったり。とても2日間とは思えない濃密な真夏のバカンスを体験した3人。そんな彼らを待っていたのは、これまでと同じようで全く違う毎日だった。
二ノ宮くん&真由のえっち限界ぎりぎり特訓に、ぶちキレた麗華が宣戦布告。二ノ宮くんの気持ちはさておき、純情サキュバス娘とメイドお嬢のらぶバトルがついに勃発!! 和平交渉は困難極まる!!
ご愁傷さま120%増量中! 究極のサキュバス・ラブコメっ!!
二ノ宮くんも3冊目なのでカテゴリ作りますね。
なんとなく6巻までで、ある程度ひと段落つかないんじゃないかなって思えてきました。
まあ、そのときはあきらめるしかないか。
今回は主人公の影が薄かった気がしました。
女の子2人にスポットがあてられすぎているというか。
この作品、三角関係がメインに描かれているわけですが、二ノ宮くんは未だ真由にも麗華にも恋心を抱くまでには至ってないわけですから仕方ないのかもしれませんが。
二ノ宮くんが2人の行動にドキドキしてしまう程度なら書けるんでしょうけど、前回がそれだったから今回は違うってことなのかな。
3巻は女の子同士が猛烈に意識しあっていました。
隣の芝が青く見えるとでもいえばいいのかな。
どちらも相手がをうらやましく思う訳ですね。
職業柄、口の立つ麗華が真由にガンガン意見をのべるところとかちょっとやりすぎに見えました。
真由がかわいそうに見えましたが、でも、それは読者だからの感想でしかないんですよね。
麗華は真由がサキュバスだということを知りません(まあ、自身がサキュバスだってことも知りませんが)。
つまりは真由の男性恐怖症が致命的だということを理解していないということ。
だからこそ「以前のように男子禁制の宗教施設にいればいい」なんてセリフがでてくるわけですよね。
麗華自身悪い人ではないので真由の事情をちゃんと知っていたらそこまでいうことはないだろうし、ある程度協力してくれるようになると思うのです。
まあ、そうはならないでしょうが。
真由の身に起こった禁断症状。
ものすごいモノでしたが、保坂先輩が一服もっていたため峻護はそんなこと知る由もなく。
ラブコメとしてはライバル同士の対立がしっかりしてきてなかなか楽しくなってきたんですが、サキュバスネタは緊迫してきてもいる訳です。
いったいどうなってしまうのでしょうか。本当に6巻でひと段落してくれないかな。
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