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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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創竜伝 9 妖世紀のドラゴン

創竜伝(9)妖世紀のドラゴン (講談社文庫)創竜伝 9 妖世紀のドラゴン/田中芳樹
香港に戻ってきた竜堂四兄弟。日本では大地震に大噴火と、四人姉妹(フォー・シスターズ)の人類五十億抹殺計画が進行中。さらに香港に向け核ミサイルも発射された! 人類の危機を救うため、四匹の巨竜は宇宙に飛び出し、月面で激闘を繰り広げる……。
松永クンの秘話も明かされる今巻、次章“美人”の小早川奈津子嬢も当然大活躍!?


小早川奈津子に”嬢”をつけるのはいささか疑問なんですが、そのへんどうなんでしょう。


香港に到着し、茉理ちゃんたちと再会した四兄弟ですが、平穏はあんまり続きません。
兄弟は平和に暮らしたいだけなんですけど、そうは問屋がおろしません。

今回は間接的にランバート・クラークVS竜堂兄弟の図式ですね。

今までもそうだったといえばそうなんですけど、今までは大君の命令を下っ端が聞いていたというかそんな感じ。
でも、今回はランバート・クラークの皮を被った牛種が直接指示を出しているというかそんな感じ。


今回も話があっち行ったりこっち行ったり、ひどかったです。
正直読んでいて混乱してくるというか。

四兄弟が現世で大暴れすると同時に、過去の竜王だったころの夢の話も語られ、小早川奈津子サイドの話や、四姉妹サイドの話、崑崙の話。
そういや、日本サイドの話ももありましたっけ? 竜堂家の隣人・花井さんだとか、茉理ちゃんのお母さんとか、虹川さんの元上司とか、マッドドクターの仲間たちとか。
ちょっと視点が多すぎるなぁ、と。

ストーリーが長くなってきたから仕方のないことかもしれませんけどね。


今回、余の見た夢の中で赤城王なる人物が登場するんです。
赤城王は松永くんの飼い主みたいなんですが、中国史とかそういう仙人とかまったく詳しくないんで、赤城王という名前は聞いたことないなー程度だったんです。
が、赤城王=二郎真君とのこと。

二郎真君ってなんか聞いたことあるけどいったいなんだ!?と思い出せなくて、すごくもどかしい思いをしました。
ようやく思い出しました。封神演義ですね。

藤崎竜さんの封神演義は当時アニメを何話かと、高校生くらいのときに全巻立ち読みしたんですが、すっかり忘れてしまっています。
なんか青っぽいイメージと、犬つれてたイメージが微妙に残ってるんですが、それですよね?


今巻は現代の四兄弟がヨーロッパに侵入をはたし、白竜王(終)が青竜王(始)を探しに出かけたところで終了。
茉理ちゃんたちは日本に一度もどることになります。
小早川奈津子も日本に戻るようですし、また接触することになるんだろうなぁ。

次巻もまた楽しみです。

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