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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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少年陰陽師 其はなよ竹の姫のごとく

少年陰陽師 其はなよ竹の姫のごとく (角川ビーンズ文庫)少年陰陽師 其はなよ竹の姫のごとく/結城光流
時は平安。稀代の陰陽師・晴明の孫である安倍昌浩は、兄の成親と一緒に、魔物に狙われている左大臣道長の息子・鶴君の護衛をすることになる。が、この鶴君、実はとんでもないわがまま若君で…(「玄の幻妖を討て」)。今をさること十年前。安倍家の長男・成親と“なよ竹の姫”と名高い美しい姫君との結婚秘話が明らかに…!?(「其はなよ竹の姫のごとく」)など計四作を収録した、大人気安倍家三兄弟が大活躍の短編集!!


地震とか津波とか皆さん大丈夫でしょうか?
私の住む地域には大津波警報が発令されているんですが、海沿いに住んでるわけでもなんでもないので、役所のサイレンとテレビのニュースに恐怖心をあおられている状況です。

夜が明けないことにはどんな状況になっているのかもよくわからないですね。


『玄の幻妖を討て』
安倍三兄弟が、左大臣の息子を守る話。

左大臣の息子=彰子の兄弟です。
正確には彰子の弟・鶴君(たづきみ)。

鶴君はとっても我がままな若様です。幼いことは幼いんです。
9歳だったかな? 数え年でしょうから実際は8歳とかそんなもの。

幻妖に襲われるんですが、けっこう自業自得。
最後、昌浩にゲンコツ食らわされるんですが、致し方ないですね。

体罰とかそういう問題じゃなく、体に覚えさせなきゃいけないことってあると思う人間なので、ああいうことはちゃんとやるべきかと。

小さいころの昌浩を叱る紅蓮がなんかいいなぁ、と思いました。


『触らぬ神に祟りあり』
少納言の息子が祟られる話。

かつてはちゃんと祀られていたであろう祠を蹴り倒してしまうとか本当にバカです。

高於の神への供物で懐が寂しくなってしまう昌浩に思わず笑ってしまいました。
確かに高於の神は厳しい人でありますが、

『その理由は誰知らず』
昌浩の兄・昌親宅に狒狒があらわれ襲われる話。

もっくんが赤子を避ける理由とかそういうものが説明されています。
アニメでは最後、昌浩がもっくんに小姫を近づける――という描写があったと思うのですが、あれにちょっと違和感。

紅蓮に近づけても小姫が泣かなければ、昌浩の特殊性というか「晴明の後継」としての価値というかそういうものが失われてしまいます。
神気が抑制された物の怪姿だったから泣かなかったってとなのかな?

実はこの話が勾陳初登場話だったんですね。
風音編から普通に登場してるので、勾陳じゃないですけど「私はよく知っているから、あまりそういう気がしない」です。


『其はなよ竹の姫のごとく』
昌浩の兄・成親の結婚秘話。

なよ竹の姫=かぐや姫のことなんですが、そう呼ばれる姫君と、成親の話です。

この話、読むのは3回目くらいなんですが、今回はじめて気づいたことがあります。
それというのも、姫の幼なじみで文の相手って行成様だったんですね。
まったく気づいてませんでした。

姫が可愛らしかったです。
それにしても、成親って性格悪いなぁ(笑)

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