相棒 season3 上/碇卯人(脚本/輿水泰弘他)
首相補佐官の謎の詩を巡って永田町に鋭いメスを入れる特命係。一方、美和子に男の影が……どうする、薫! 劇場版への重要な布石となる「双頭の悪魔」、人間の残酷な性が複雑な余韻を残す「女優」、公安刑事の悲哀漂う衝撃のラストが印象的な「潜入捜査」ほか大作が目白押しのノベライズ第5弾”
≪連続ドラマ第3シーズンの第1話~第9話を収録≫
相棒 season3 下/碇卯人(脚本/輿水泰弘他)
時効の陰に隠れた被害者遺族の哀しみを描き、シリーズ最高作とされた「ありふれた殺人」、死んだ浅倉禄郎が登場しファンを喜ばれた「大統領の陰謀」、尼寺を舞台に人間存在の深刻なテーマに発展する大作「異形の寺」など、リアリティを追及する社会派ミステリの真骨頂を示すシリーズ第6弾!
≪連続ドラマ第3シリーズの第9話~第18話を収録≫
上巻は数日前に読み終わっていたんですが、下巻を読むのに時間がかかってしまいました。
年始から小説ばっかり紹介してきましたが、そろそろいろいろきついので、漫画が増えそうです。
【第1話 双頭の悪魔】「第1話 双頭の悪魔」
「第2話 双頭の悪魔2~堕天使」「第3話 双頭の悪魔3 完結編~悪徳の連鎖」
【第2話 女優】「第4話 女優~前篇」「第5話 女優~後編」
【第3話 第三の男】「第6話 第三の男」
【第4話 誘拐協奏曲】「第7話 誘拐協奏曲」
【第5話 潜入捜査】「第8話 潜入捜査」
が上巻に、
【第6話 ゴースト】「第9話 ゴースト~殺意のワイン」
【第7話 ありふれた殺人】「第10話 ありふれた殺人~時効成立後に真犯人自主!?」
【第8話 予告殺人】「第11話 予告殺人~狙われた美人姉妹の謎」
【第9話 警官殺し】「第12話 警官殺し~銃に残された赤い指紋」
【第10話 薔薇と口紅】「第13話 薔薇と口紅~名門殺人学園の美女」
【第11話 殺しのピアノ】「第14話 殺しのピアノ」
【第12話 人間爆弾】「第15話 人間爆弾」
【第13話 書き直す女】「第16話 書き直す女」
【第14話 大統領の陰謀】「第17話 大統領の陰謀」
【第15話 異形の寺】「第18話 異形の寺」
が下巻に収録されています。
後の「」はテレビ放送時の話数とタイトルです。
上巻のあらすじに「第1話~第9話を収録」ってあるんですが、どう見ても8話ですよねー。
シーズン3はほとんど覚えていませんでした。
このころはまだちゃんと見ていたはずなんだけどなぁ。
【双頭の悪魔】をなんとなく覚えている程度っていうんですから、ひどいです(笑)
【異形の寺】に見覚えがあるのはこの間再放送していたからだしな。
シリーズがちょっと長くなってきたからなのか、今回は動きが多いような気がしました。
薫ちゃんと美和子の関係に亀裂が入ってみたり、右京さんが首になったり(結構すぐに撤回されましたが)とそういうの。
読んでいる最中、薫ちゃんと別れてからも美和子がほぼレギュラーで登場していたのにちょっとイラッとしていたんですが、よくよく考えればたまきさんと右京さんみたいな関係になる、と思えばそうおかしくはないのかな。
シーズン3でかたがついたような形になっているので、次のシーズンから美和子がどうなるのかが気になります。
放送当時や再放送もそれなりに見てるはずなんですが、記憶にあるのがどのシーズンの話かとか全然わかんなんですよねー。
まあ今度、シーズン4のノベライズを読んだらわかりますね。
あ、今回から陣川くん登場してます。
陣川くん=熱意とは裏腹に空回りするちょっとかわいそうな人ってイメージだったんですが、それは最初からだったんですね(笑)
前にも書いた気がしますが、このノベライズはあくまでドラマのノベライズの域を出ないな、というのが正直な感想。
ミステリーにはなりえないとでもいえばいいでしょうか。
謎解きだとかそういう要素はかなり薄いです。
まあ、私は見逃したドラマの内容を補完する&昔すぎて忘れてしまっている話を思い出すという意味合いでこのノベライズを読んでいるので、いいんですけど。
ミステリーだと思って買った人には物足りないと思います。
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