怪物王女 9/光永康則
下せ、血の決断を。
怪物と呼ばれる異形の者たちを統べる王族。
その王族の一員である姫は、次代の王を決める戦いの中にいる。
姫の血により不死身となった少年ヒロは、姫を護る血の戦士として王族同士の戦いに巻き込まれていく。
幽霊列車、温泉郷、過去の王国。
様々な場所で敵と対峙していく中で、ヒロは戦士として成長し、姫からの信頼を厚いものにしていく。
しかし、姫の王位を巡る戦いの終わりはまだ見えることはない。
最近、紹介していない気がしていたんですが、
前巻を紹介したのは4月ですからそこまでではないですね。
表紙の姫が普通に可愛い。
【第38話 特急王女】
【第39話 超特急王女】
【第40話 決戦王女】
【第41話 湯煙王女】
【第42話 回帰王女】
が収録されています。
毎話「○○王女」ですが、3文字って実は初じゃないですか?
過去記事を確認したら初のよう。
この手の縛りは一度破ってしまうと結構ゆるくなっちゃうものですが、この作品はどうかな。
【特急】、
【超特急】は、王国と人間界を結ぶ列車でギリアム王子がエミール王子に仕掛ける話。
博士がエミール王子に肩入れするのもわかるなぁ。
性格的にエミール王子が他の王族に比べてすごくまともなんですよね。
シルヴィアやセブランが酷すぎるってこともあるんですが。
……まあ、博士がエミール王子に肩入れするのはそんな理由じゃないんですけどね。その辺はまだまだ先の話ですね。
そして、ギリアム王子は本当に趣味が悪い。
なんで虫の化物や剣を血の戦士にしてるんだ……。
先日見た
銀魂の紅桜を思い出しました。
【決戦】と
【湯煙】は、温泉郷から出られなくなってしまう話。
正確には出ようとすると殺される、というところでしょうか。
そこは邪神族の飼育場ってことだったよう。
結構、邪神族が絡んでくる話多いんですが、邪神族と王族で国際問題(?)みたいなことにならないんだろうか?と思ってしまいました。
そして、ヒロの成長が垣間見える話でもあります。
この辺が「最強の血の戦士」へとなるための布石ということなんでしょうか。
最後、
【回帰】はタイムトリップもの。
まあ、精神というか霊体だけで、過去に干渉することは不可能なわけですが。
というか、これ明らかに
バック・トゥ・ザ・フューチャー(笑)
見たことないですけど。
そして、姫が17歳でヒロが14歳だったんですねー。
多分、令裡と同じ学校に通っていたからだと思うのですが、何故か私ヒロは高校生だと思ってました。
そうか、中学生だったのか。
この4年前ですでに王族の王位争いははじまっていたんですね。
サリエリ王子がここで犠牲になっているわけですが、この時点でシャーウッド姫何歳?
4年後でもロリであるシャーウッドですから、当時はとても参戦できるような年齢じゃないと思うのですが……。
よくわかりませんね。
全20巻で終了したこの作品。
まだ半分もいってませんが、少しずつ紹介していきたいと思います。
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