創竜伝 4 四兄弟(ドラゴン)脱出行/田中芳樹
ドラゴン・ブラザーズの超人的能力を目の当たりにした闇の世界の支配者は、ついに長兄・始の謀殺指令を下す。火と化した続、風を呼んだ終、水を奔らせた余に続いて、長兄・始がドラゴンに変身するときが迫る。世界を牛耳るフォー・シスターズさえもひれ伏す悪の帝王の陰謀は今、人類の最終戦争を誘発する!
これもまた久しぶりの創竜伝です。
前回は5月21日なので3ヶ月ちょっとぶりの続きです。
13巻発売からもう何年もたつのにまだ14巻が出ないことを考えるとこれくらいのペースで読んでもなんら問題ないと思いますけど。
今回変身するのは始です。
下から順に竜身になっていたのですが、これでとうとう4人全員が竜身になりましたね。
初っ端からいきなり神話と歴史の世界(正確にいうと余が見せられた夢)なので、あれ?ってなりました。
この巻ってだいぶ神話色が強いので、過去竜堂兄弟が竜王であったころの出来事が多く描かれています。
ようやく敵の正体が明らかになってきました。
表立って竜堂兄弟に接触してきていたレディLの親玉の親玉。
竜と同じく神話の登場人物ですね。
レディLの最期は……。うーんちょっと嫌でしたね。
田母沢の死は全く問題なく受け入れられたんですけどね。
前にも書いたような気がするんですけど、三人の大人たちが好きです。
終におじさん呼ばわりされてますけど、29歳なんですよね。
終にそういわれるのはちょっと可哀想とか思いましたけど、余から見たら29歳はおじさんなんだろうな、とか思ったり。
今回もまたいろいろ考えさせられました。
古い作品なので、多分今とはだいぶ違うところもあるんじゃないかな?と思いつつも読んでました。
そういや地球温暖化とは言いますが、温室効果ガスがどうとかって話、最近聞かなくなりましたね。
茉莉ちゃんの正体がそろそろ明らかになりそうです。
というか、巻末座談会で言っちゃってるんですけどいいんですかね。
文庫から入る人ってのもけっこういると思うんですけど。
大人3人+1匹&茉莉ちゃん。
竜堂四兄弟。
ばらばらになってしまった8人と1匹ですが、広いアメリカでどう再会するのか、全く覚えてないので、楽しみです。
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