
御役目は影働き ――忍び医者了潤参る/浮穴みみ
笹川了潤。美男、長身、医師にして常任。
しかし、三度の飯より検屍好き――
この忍び、目立つ。
「では早速参りましょう。死人は待ってはくれません」
死者に常ならぬ親しみを覚える忍びの青年・了潤。里で修行の日々を過ごしていたが、おしゃまなくノ一・真弓とともに江戸へ行くことに。忍者の素顔を隠し、町医者となった了潤は、亡き父に仕えていた美人助手・お蔦や、育ちはいいけれどちょっと間抜けな同心・伊織らとともにさまざまな謎を解く。
やがて見えてきた「敵」は……。
大江戸検屍エンターテインメント、見参!
昨日言っていた図書館で借りてきたラス1です。
なんとか読み終わりました~。
【出立】
【おらんだ大目】
【緋牡丹フラムと白い梅】
【黒い涙とキンゴウジャ】
【天狗のコルベルト】
が収録されています。
連作短編集ですね。
忍の登場する時代小説です。
帯にエンターテインメントとあるし、設定からして派手じゃないですか。
なので、忍たちと同心とでドタバタしながら事件を解決していく系の話だと思って借りてきたんです。
が、思っていたのと違いました。
検死云々は思っていたより少なくて、全体を通して「忍びの生き様」を描いた作品という印象の方が強かったです。
内容的には可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
時代ものだと人情ものを好んで読んでいるってのもあるんですけど、正直、私はあんまり好きじゃないです。
途中、
「仇討ちなんだよっ、鉄餕先生の。派手に花火を上げて差し上げるんだっ」ってあるんです。
それを読んで思わず「(銀魂の)高杉?」ってなってしまいました(笑)
同心・伊織が「ちょっと間抜け」ってレベルじゃないですよ。
もうちょっとちゃんとしたキャラじゃダメだったんでしょうか……。
でもまあ、あんまりちゃんとしたキャラであれだけグイグイ来られると早々正体がばれてしまうでしょうから、あれだけ間抜けなのも仕方ないのかもしれませんね。
まさか序盤のアレが最後に生きてくるとは思っていなかったのでラストにはちょっと驚いてしまいました。
ただの了潤のキャラ紹介にしか思っていませんでした。
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