目隠しの国 7/筑波さくら
あろうや並木達と一緒にお祭りに行き、そこであろうによく似た人物を見かけたかなで。そして人込みで消耗し、家で倒れたあろうの許に、何とその男が現れる!! 彼の正体とは一体? 一方、親友エリとの絆を強く感じたかなでは、遂に“力”の事を打ち明けようと決心して――!?
前巻を紹介したのが昨年10月のことなのでちょっと久しぶりですね。
【26話】~
【30話】と、並木さんと大竹さんの出会いを描いた
【特別編】が収録されています。
今回はなんというか、うん?ってなるネタが多かったです。
不穏な雰囲気を運んできたあろうくんのおじさん・宗との同衾ネタとか、エリちゃんとかなでの関係とかそういうの。
あとはラッキースケベ的なあれこれもかな。
ちょっといつもと違うような?ってなりました。
ただ、宗さんが企んでいることがあまりいいものではなさそうなので無理にテンションあげてるのかなーなんて思ってしまいました。
あ、宗さんはあろうくんのお母さん・早苗さんのお兄さんらしいです。
作中時間軸は秋ということで、秋祭りに行ったり温泉にいったりしていってます。
かなでっちゃん、あろうくん、並木さん、エリちゃん、江沢くんの5人で行動するのが普通になっていてなんかいいなぁ、と。
今回、江沢くん関連の刃傷沙汰になりかけるんですけど、普通にOLと付き合っていたらしい江沢くんがすごいわ。
エリちゃんとかなでっちゃんの話は、なんというか……百合っぽかったです。
いや、作者はそんな意図をもって描いてはいないと思うんですよ。
ただ、
妖アパ2巻を読んだときの感覚に近いものはありましたね。
ほら、長谷のアパート訪問からのクリを挟んで布団に一緒に寝てるときの会話。「泣きわめくお前が愛しかったよ」とかその辺。
昔は素直に友情として読めたものが、今じゃそういいう方向にしか見えなくなっているあたり腐るって怖いなぁと思いました(笑)
宗さんはあろうくんに何をさせたいのでしょう。
宗さんにとって妹であろう早苗さんがとても大事で大きな存在であることはわかります。
が、正直異常な気もする。これあろうくんが女の子だったらやばかったんじゃ?ってくらい不穏な雰囲気。
まあ、少女漫画でそんな展開になり得るわけはないんですがね。
この漫画も残り数巻になってきました。
最後どうなるのか覚えていないんで、楽しみです。
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