隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。
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美術館爆破テロ――少年は母を失い、1枚の小さな鳥(ゴールドフィンチ)の名画を持ち去った。ゴールドフィンチ 2/ドナ・タート
美術館爆破テロで母を亡くした少年・テオは、その時美術館から1枚の名画を持ち去った――レンブラントとフェルメールを結ぶ画家、ファブリティウスの「ごしきひわ」。 孤児となったテオはそのオランダ黄金時代の小さな名画とともに、波乱万丈の運命を辿ってゆく。友情と裏切り、恋と失望、ドラッグとギャング、そして名画をめぐる恐れと魅了……。現代という災難を前に、不器用にも生を貫く人物たち。「21世紀のディケンズ」とも称された長編大作全4巻、刊行開始。
舞台はカジノと砂漠の街へ――ゴールドフィンチ 3/ドナ・タート
悪友・ボリスと出会い、テオの運命は回りだす
突如現れた父とその恋人に連れられ、テオはようやく希望を見出しかけたニューヨークを後にした。ラスベガスの突き抜けるほど青い空、砂漠、ギャンブル、そしてドラッグ。そこではじまる新たな学校生活――ニューヨークとは全く異なるその地で、テオは生涯の友となるボリスと出会う。数ヶ国語を操るボリスとの狂騒的日々のなか、テオの運命は周り出し、物語は意外な方向へと動き始める……。世界32カ国で翻訳された大ベストセラー、待望の第2巻。
激動のベガスから8年。再会と死別、詐欺と脅迫、そして人生の決断へ――ゴールドフィンチ 4/ドナ・タート
8年後、天才家具職人ホービーのもとで骨董ディーラーとしての道を歩みはじめたテオはある日、かつて身を寄せたバーバー家の長男プラットと出会った。そしてバーバー家の変わり果てた姿を目にする。一方で、骨董店の顧客から何度も届く手紙に、テオは焦りをつのらせる。運命は残酷で、生きるとは災難なのかもしれないが、この世界から退却するわけにはいかない――寡作の世界的ベストセラー作家による11年ぶりの超大作、第3巻。
「流血」、「殺人」、そして物語は最終章(クライマックス)へ
人生は災難だ――だがぼくは、決して世界から退かない
ボリスとの再会で絵が奪われたことを知ったテオ。裏社会のルートを流れた絵を追い、キッツィとの結婚パーティーの最中、テオはボリスとともにアムステルダムへと飛んだ。流血と殺人、そして「独房監禁生活」……、テオの運命は1枚の名画とともに、ついに最終章へ――運命は残酷だが、でたらめではない。「死」はつねに勝つが、ぼくたちはそれにひれ伏せなければならないわけではない。全世界絶賛、当代最高のストーリーテラーによる大長編、ついに最終巻。
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