1/2のヒーロー 泰山府君の巻/七穂美也子
晴明神社に参拝し、京都をあとにした聖たち。
ようやく家へと戻り、平穏な日々を過ごすはずが、聖は古井戸の蓋を踏み抜いて落ちてしまう。
それは、今まで起こした騒ぎが目に余ると、泰山府君(閻魔大王)が聖を冥界へと呼びつけるためだった。
だが、このまま冥界にいてはいずれ現世の肉体は滅んでしまう。
聖は鷹矢たちのもとへ戻るため、閻魔様ろ命運を賭けた勝負に挑む!
他、短編2本を収録。
<第十話 泰山府君の章>、<番外編 京都こぼれ話Ⅰ>、<番外編 京都こぼれ話Ⅱ>の3話が収録されてます。
やっぱり晴明神社には行きましたね。
さすがにあれだけお世話になってますから、いくら苦手といっても鷹矢も足を向けました。
聖と鷹矢の仲が公認のものになりました。あとは聖の決意まちというなんともすごい……。
神道って男同士って大丈夫でしたっけ?
あんまり覚えてないんですけど、キリスト教はダメで、仏教はお稚児さんとかあったからOKだったはず。
神道は知らないなぁ。どうなんだろう。
おばあさまは絶対に認めないだろう、と思っていたのですが、鷹矢にあのように言われたら確かに強くは出れませんよね……。
そして、おばあさまの若いころがかなり気になる。番外編とかやってくれないかなぁ。
譲葉に恋愛相談しちゃう聖が可愛い。
普通、高校生ってそういうこと話せないと思うんですけど。それだけ譲葉と聖が近いってことなんでしょうね。
確かによくよく考えてみたら聖と鷹矢って普“普通のデート”ってしてないですね。
前巻の玄武を見にいったときくらいですか?
それ以外って基本、譲葉も込みで3人で行動してますから、2人っきりのときって夜くらい。それも譲葉がもっと小さかったら3人だったんだろう、と推測できます。
そう考えると、恋人らしいことって行為しかしてないですね。それもどうなんだろう……?
泰山府君との賭けですが、これ知ってました。
何で読んだんだったかな。松原秀行さんのパスワードシリーズにあったと思います。
パスワード四百年パズル/松原秀行
碁石か何かだったと思いますが、原理は同じ。
十二秘色(じゅうにひそく)のパレット2/草川為(くさかわなり)
こっちはコインでした。ただ何巻だったかまでは覚えてないんで、とりあえず画像のあった2巻をのせてます。
霊体であれば晴明に触れるってことはいいのですが、“鬼のいぬ間に”じゃないですけど、鷹矢に隠れて抱きついたりするあたりは本当に聖を気に入ってるのだなぁ、と。
京都こぼれ話は本当に短編。今回は次巻への繋ぎではなく、穴埋めって感じですね。
どちらも小狐丸が活躍します。
次巻は大量の死者が出るんだとか。
それを聖に関わらせるように泰山府君が取り計らったようですが、いったいどんなことがおきるのか。
楽しみです。
そして聖の東京行きの返事が気になるのですが、そろそろ返事しないかな。
[0回]
COMMENT