レンタルマギカ~魔法使い、貸します!/三田誠
東に困った人いれば行って陰陽道の札を貼り西に探し物する人あれば行ってダウジングをする我ら魔法使い派遣会社アストラル。
2代目社長に就任した伊庭いつきはなれない仕事に日々涙目。
いつきのふがいなさを嘲笑う同業者(ゲーティア)は古代ソロモンの魔法<悪魔召喚>を使い、アストラルに挑戦状を叩きつけた。
次々と倒される仲間を前に、いつきの真の力が目を覚ます。
古代ケルト魔法、黒魔術、神道など世界中の魔法が終結。
魔術の夜(マギ・ナイト)が始まる。
アニメ化もされた作品なので知っている人も多いかもしれません。
アニメは最初の方だけYouTubeで見てました。
穂波役の方、同時期に魔人探偵脳噛ネウロの弥子もやってらして、レンタルマギカでもネウロでも叫びまくってた気がします。
レンタルマギカは2巻発売したころから買ってます。ですが、1巻のあらすじってはじめて読んだような……。
新刊コーナーにあった2巻に引かれて1巻も買ったので、2巻のあらすじは読んでも1巻は読まなかったんだと思います。
カバーかけちゃうので、表紙すらあんまりみてませんからね。
ソロモン=黒魔術ってことですか?
悪魔召喚って言ってますからそうなんでしょうね。
今までそういう認識がなかったので、一瞬あれ?と思ってしまいました。
この巻は本当に序章って感じです。
イツキが社長になって初の本格的な仕事をこなす、ってとこまでです。
あちこち伏線が張られてて、今読むと気づく伏線って結構ありました。
「これがあれに続くんだな」っての。
イツキがアディリシアのことを呼び捨てにしてるシーンが何度もあるのですが、ちょっと違和感を覚えました。
基本、「さん」付けですもんね。
他のキャラに対しての呼称はとくに変わってないので、余計目立つのかなぁ、と。
この作品って呪文や詠唱なんかのとき、字体を変えてあるんですがそうすることによってかなりの頻度で読み飛ばしてしまいます。
「我、訴え、喚起せん」くらいなら読みますが、それ以上しかも英文となると飛ばしちゃいます。
あとは中途半端に文字を大きくしたりとか。そういう視覚効果に頼る表現ってどうなのかな、と思ってしまいます。
響野夏菜さんの
東京S黄尾探偵団くらい極端だと許せてしまうんですけどね。
5年以上前に読んだ作品なのでどれだったかは忘れてしまったのですが、このシリーズででかでかと「アホ」だか「バカ」だかのみしか書かれていないページがあるんです。
あれにはびっくりするのと同時にすごいな、と思ってしまったものです。
この巻の終わりでイツキがようやく社長として自覚を持ち始めるのですが、それでも頼りなさ全開です。
これからどんどんいざというときは頼りになる存在になっていきます。
何度か読んだ作品といえ、結構忘れているので楽しみです。
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