No.6 1/木野ひのき 原作/あさのあつこ
どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう…
人類の叡智を集めた未来都市《NO.6》。
そこで幼い頃から未来を約束されエリートとして育った紫苑は、12歳の誕生日の嵐の夜、「ネズミ」と名乗る傷ついた少年を匿ってから、運命が急旋回。
4年後、紫苑の周りで続々と奇怪な事件が起こり始める。
紫苑とネズミの、あまりにも苛酷な青春が幕を開けた……!
先日紹介した
NO.6のコミカライズです。
ARIAという月刊誌で連載されているのですが、地元の本屋では毎月1冊しか置いてないんですよね。なので立ち読みは売れる前に済ませないといけないんですよ。
ちなみに妖アパのコミカライズが掲載されているシリウスは置いてすらいません。シリウス創刊から何年かはあったんですけど、誰も買わなくなったんだろうなぁ……。
まさか立ち読みしたいのに取り寄せてもらうわけにもいかず、まだ妖アパのコミカライズは読めてません。
閑話休題。
【1 びしょぬれネズミ】
【2 生きるための逃走】
【3 無限の恐怖を】
の3話が収録されています。
原作だと1巻3分の2くらいまでですね。単行本だと1巻160ページ3行目まで。
12歳の誕生日にネズミを助け、全ての援助を打ち切られクロノスを去ることになった紫苑。
それから4年後。変死体を発見して、紫苑が逮捕され矯正施設に連れて行かれそうになったところをネズミが助けに来て、西ブロックへ逃亡。
一息ついたところで紫苑の体に異変が起こり、それになんとか勝って……、ってところまで。
紫苑に起きた異常についての原因だとか結果は次話で明かされたんだったかな?
単行本未収録の最新話でようやく2巻の64、5ページくらいまで進みます。
まだイヌカシも出ていません。キスのお姉さんは登場しましたけど。
コミカライズやアニメ化って原作のイメージを壊しかねないからけっこう好き嫌い激しいんですけど、この作品はけっこう好きです。
木野さんの絵柄が可愛らしいものだからなのかもしれません。
ネズミがキレイなのは嬉しいですね。
デザインはアニメ準拠のようですが、正直なところアニメの絵よりコミカライズの方が好きです。
小説のコミカライズ、あるいはアニメ化だとどうしてもカットされてしまうシーンが多くあるのですが、これも結構こまごまとカットされています。
『NO.6』の上層部だと思われる人物たちの会話は全カット。
まあ、それがなくてもしばらくはストーリーに問題はないですからね。
紫苑たちはそんな会話がなされていることなんかはまったくそれを知らないんですから。
でも、個人的に山瀬さんが語っていた「死体の加工」についての話は残して欲しかったなぁ、と思いました。
どれだけ酷い死に顔でも専用の薬品と器具を使うことでまるで楽しい夢を見ているような表情に変わる、ってやつです。
原作1巻を読み返してそれが結構印象に残っていたので。
これから先が非常に楽しみな作品です。
ARIAコミックスはまだ作品数が少ないからなのかもしれませんが、比較的発売が早いっぽいので、これから先ちゃんとチェックしていかなければ。
[1回]
COMMENT
アップ、ありがとうございます!
読んでみたいです^^。
私も、「死体の加工」エピソードは深いなぁと思いました。続巻で出たら良いですね~。
Re:アップ、ありがとうございます!
「死体の加工」については「VCの表情の加工」のときにでも触れられたらいいなーとか思ってます。
コメント&閲覧ありがとうございました!