魔人探偵脳噛ネウロ 10 1と0の狭間/松井優征
功名な作戦に嵌められ、車ごと谷底に落とされたネウロ。次々と襲いかかる強化された兵の大群に、追い詰められていくネウロは…!? 一方、“電人”HALは自らを護り、その目的を達成するため、原子力空母の乗っ取りを開始する!!
ほけがみのハデス先生並に顔にヒビが入っているのですが、ネウロは赤色が入っているのですごく痛そうにみえる。
よく見ると匪口さんの指先が赤く染まっている……。
あ、今回もヒグチさんは匪口と表記させてもらいます。
第80話 痒【かゆい】第81話 半【ごじゅっぱ】第82話 鍵【かぎ】
第83話 求【ようきゅう】第84話 独【ヤコ】第85話 光【ひかり】
第86話 費【しょくひ】第87話 3【さんにん】第88話 2【ふたり】
匪口さんVSネウロの続きから始まって、HALが原子力空母を手中におさめ、弥子が春川教授が決めた最後の壁であるパスワードを探し奔走し、原子力空母オズワルドに突撃する話。
この巻は全部HAL編です。
まずは匪口さんVSネウロの続き。
電子ドラックにおかされた匪口さんがネウロを殺そうと車ごと谷底に落として……ってところで前巻は終っていたんでしたか。
今の匪口さんにとって弥子の生死は些事なんですね。
HALも言っていましたが、弥子の身体能力はただの女子高生。電子ドラッグで強化された兵隊にとっては脅威でもなんでもないですもんね。
匪口さんの過去が明らかになります。
「ネトゲの世界では…他人よりもたくさん時間をつぎこんだ奴ほどヒーローになれる」という匪口さんのセリフに銀魂モンハン編の
M(正体はマダオこと長谷川さん)を思い出しました。
内容的にはどシリアスなのにMを連想してしまったのでちょっと笑ってしまいました。
匪口さんの仕事はネウロの足止め。
ネウロが匪口さんを追い掛け回している間に、HALは原子力空母を手中におとしてします。
原子力空母に居を構えたHALの要求は「危害を加えないこと」そして「スーパーコンピューターの使用権限を与え、使用中は邪魔をしないこと」。
その要求を呑まざるをえないんですよね……。
魔力の枯渇で、ネウロは今まで受けた傷が全て表れたり服の修復が出来なかったりとかなり弱っていることが目に見えてよくわかります。
弥子はネウロと別行動で、春川教授の目的からパスワードをめぼしをつけようとします。
刑務所でアヤと面会し励まされ、警視庁で笛吹さんにおごってもらって(26万9千円なり笑)、叶絵ちゃんとの会話にヒントを得ます。
ネウロはネウロで、吾代さんを通じて早坂兄弟から軍用ヘリを購入したりとけっこう勢力的に動いてます。
いつだったか堅実に貯めていたダイヤがここで使われるんですねー。
そして、吾代さんの扱いが悪いのは毎度のこととはいえちょっと可哀相(笑)
新車だったのに、ローンもいっぱい残っているのにね。
足りない分は弥子名義で消費者金融で借りたみたいですが、弥子って16歳だったかな?
女子高生探偵っていうくらいですから未成年であることは確実です。
借りれるのか…?
イビルブラインドを使って、原子力空母オズワルドに侵入した弥子たち。
1度っきりしかチャンスのないパスワードを見事に解いて見せた弥子。
ネウロは無防備になったHALを蹂躙し、謎を食べ電子ドラッグで強化された兵士たちを倒すというか遊ぶ?というか力をもてあましている感じ。
一方残された弥子はHALにたいして、パスワードの解説というかパスワードを特に到った経緯を説明しようとして次巻へ。
ちなみにパスワードは
『1/1000000000000000000』。
1と0の挟間の単位・刹那。
これからの展開も知っているわけですが、それでも楽しみです。
第?話 外【ばんがいへん】
GO!GO!ジャンプにのった番外編。
↑ってWJとMJの合同だったんじゃなかったかな。
クリスマスの話です。
弥子が普段世話になっている人たちにプレゼントを配ろうと用意するんです。
トナカイがわりに魔元帥も用意されてました(笑)
が、ネウロが『硫酸の粉雪(イビルブリザード)』を使ったために外出できなくなってしまったって話。
GO!GO!ジャンプとか1回きりしかなかった増刊だったはずなのでちょっと懐かしかったです。
多分部屋にありますけど。
次巻はHALがこんな大それたことをした動機が明らかになります。
何度も読んでいるし、最終回まで読んだ身としてはきっとすごく悲しいのだろうな、と今から思いますが、すごく楽しみでもあります。
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