ST 警視庁科学特捜班/今野敏
多様化する現代犯罪に対応するため新設された警視庁科学特捜班、略称ST。繰り返される猟奇事件、捜査陣は典型的な淫楽殺人と断定したが、STの青山は一人これに異を唱える。プロファイリングで浮かび上がった犯人像の矛盾、追い詰められた犯罪者の取った行動とは。痛快無比エンタテインメイトの真骨頂!
最近EMEばっかり読んできて若干飽きてきたので、時間があった今日はSTを読んでみました。
EMEといい、STといい略称ばっかりですね。
今日はじめて知ったのですが、今度3rdシーズンがはじまる『ハンチョウ〜神南署安積班〜』の原作って今野敏さんだったんですねぇ。
知らなかった。そういや、今思い出せば安積班シリーズって図書館で見かけたことがあるような気がします。
STシリーズは中途半端に読んだ記憶があります。
学生時代に図書館にあったノベルスを読んだのです。
確かこの「ST」、「毒物」、「黒い」、「青」、「緑」だったかなぁ。
もう5年近く前の話なのでさすがに忘れてしまいました。
なので、この本も一度読んだのにストーリーとか全く覚えてなくて楽しめました。
キャップがこんなに頼りない人だったかなぁ?と首をかしげてしまいました。
多分、もう少し成長したであろう後のほうの巻の印象が残っているのでしょう。
というか、主要登場人物多めですね。
たいていの警察小説ってメインの2人組(たいていキャリアとノンキャリアorベテランと若手)+αって感じじゃないですか。
それを思うとこのシリーズはかなり多いのではないでしょうか。
キャップである百合根警部(キャリア)。
STメンバー赤城、青山、黒崎、山吹、結城の5名。
菊川警部補(ノンキャリア)。
7名?
長編だということを考えてもかなり多いかと思います。
これに犯人、被害者、黒幕などなどいろいろ登場するわけですからねー。
キャップが愛されてるなぁ、と思いました。
STのメンバーって、他の警察官たちに対しては歯牙にもかけない感じですが、キャップにたいしては優しいんですよね。
この話の犯人である人物の行動が怖い。
なぜ、ああも冷静に出来るのか。
そして、黒幕は再登場しそうですね。そして現実と想像のギャップに落胆すればいいのに、と思ってしまいました。
確かに日本人は上から提示されたものごとには基本的に従ってしまいます。
たとえば、今消費税が上がるとする。そうすると文句はいいつつもお店で「払わない!」って突っぱねる人はいないと思うんですよ。
その辺は国民性なんでしょうね。
そして、神社と寺の違いの説明にはそういえば、と納得しました。
確かに一般的に寺で結婚式はあげないし、葬儀は神社でしないですもんね。
そういう意識しないところにまで根付いてしまっているから無神論者のように見えるってのは、そうなのかもしれないですね。
STシリーズはこの1冊しか持ってないので、明日は続きを……ってわけにはいかないんですが、今度古本屋にいったときにでも続きを探して来たいと思います。
明日はEMEの続きかな?
『妖怪アパートの幽雅な日常』とかも読みたいんですが、取り出すのが大変なんですよねぇー。どうしよ。
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