ワイルドハーフ9~11/浅美裕子
古い作品の裏表紙にあらすじが書いてない理由がわかった気がします。
今、本屋に行ったら漫画ってフィルムがかかってるじゃないですか。
それがかかるようになったのってここ10年とかそれくらいですよね。
フィルムがかかることによって中身が読めなくなったからあらすじが書かれるようになったのかなぁ、と。
だから、あらすじや帯に力はいってるんでしょうね。
白泉社花ゆめ系のコミックスあらすじの形体が変わったのもそれだからかなぁ、と。
閑話休題。
9巻は人狼と化したサルサと戦うとこから始まります。
さすがに考えなしじゃなかったんですね。それなりに作戦はあった模様。
えっと、健人のことを思うだけで月が満ちてしまうって……。
とにかくお互い思いあっていたらダメってことなんですよね?
それでなんで銀星と烏丸先生大丈夫だったんでしょう?
あの2人もお互い思いあっていたと思うんですけどねぇ。
健人の白い月の力には鼻で笑ってしまいました。
なんというかさすが古い作品なだけあるなぁ、と。
けど、銀星が烏丸先生のもとに戻れたのでそれだけでもよしとすべきでしょう。
ワイルドハーフとその飼い主は一時の幸せと引き換えに辛い目にあいすぎです。
10巻で田中くん登場。
そういや、この子いましたね。
自分のことを人間と信じている犬というものすごいキャラです。
巻を重ねるごとにそこまで気にならなくなるのですが、初登場時はかなりうざいキャラクターだったりします。
11巻は犬使い(ハウンドマスター)の話。ランちゃんはかわいそうな子です。
白夜ももっと早くに気づいていたら、死なずに二人で仲良く暮らしていけただろうに。
ランちゃんは白夜がいうことを盲目的に信じてる感があるので、白夜がやめろっていったらやめたでしょうからね。
その場合、人狼とかどうなるんでしょう。
赤い月の支配力とか、普通の飼い主と犬と違う点が多すぎるのでちょっと想像しづらいです。
9巻にROMANCERSの読みきりが収録されてます。
ロマンサーズも持ってましたよ。だいぶ前に売っちゃいましたけど。
確か、ワイルドハーフのあとに連載されたんですよね。主人公の高良が飼ってたサルが“ルナ”にいた子だったような記憶があります。
ワイルドハーフ以上にBL臭かった気がします。
烏丸先生の過去話で終わった11巻。次巻はどんな内容だったかまったく覚えてないので楽しみです。
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