八潮と三雲 5/草川為
偽の婚姻届を自力で破棄する為に、迦六の縄張り(エリア)に乗り込んだ三雲。そこで出された交換条件は、迦六の下で1年間取り立て屋をすること! 迦六の縄張りに潜入していた八潮は、三雲の仕事を陰から助け続けるが、迦六が三雲との結婚式を強行しようとしているのを知って…!?
昨日購入した八潮と三雲です。
赤髪の白雪姫も紹介したいんですが、既刊を紹介してしまわないと難しいですね。
今回は帯でテンションあがるってことはなかったんですが、本編読んでて「うわあ!!」ってなってしまいました。
今巻は八潮さんの自覚編であり、不憫編でもあると(笑)
いやー、今まで散々三雲の気持ちに答えてこなかった罰でもあたったのかな、って思うくらいです。
前巻で迦六の元へいってしまった三雲。
ここでも取り立て屋として働くこととなる三雲でしたが、迦六のエリアってなんというか享楽的なんですよね。
今まで、一色さんのエリアしか知らなかったのですごく違和感がありました。
九生の猫たちは命を落としたらエリアのボスに報告して新しい名前に変更しなければならない訳です。
が、迦六の元カノたちは迦六に報告することを良しとしなくて。
そんな元カノたちを一網打尽にするために、三雲と迦六は偽の結婚式をあげることに。
いやーいったいどうなることかと思いましたよ。
しーくん並に心配していたと思います。
いや、しーくんとは若干方向性が違うとは思いますが。
読者である私は八潮と三雲がくっついてくれることを望むわけですが、しーくんはけしてそういうわけではないので。
三雲には幸せになってほしいけど、八潮のものになってしまうのは嫌、と。
まあ、なんだかんだいっても最終的には認めるんでしょうけどね(笑)
八潮さんの計画で、偽の婚姻届は破棄され、「八潮と三雲」としてまた取り立て屋を続けられることに。
良かったです。
その後、いろいろあって八潮さんは三雲のことで好きだと自覚し、告白もするんです。
が、それもタイミングが悪くて三雲には届かなくて。
不憫です。
すっかり忘れていたんですが、三雲が八潮さんの家に居候していたのは家が壊れたからだったんですよね。
つまりははじめから家が完成したら出て行く予定だったと。
そうこのタイミングで三雲の家(というか塔)が完成してしまうんです。
四束とか七瀬の賭けには笑ってしまいましたがめちゃくちゃ同意してしまいました。
やっぱそう思いますよね!
しかしながら、ふっきれた八潮さんはわかりにくいながらも三雲を落とそうと迫っていくわけですね。
楽しかったです。
お祭り回のモブにはびっくりしてしまいましたけど。
なんで男同士でバカップル会話してるんでしょう。
本当に最近はなんでもありですね。
次巻もデート話が収録されているようですね。
次巻の発売は2013年夏。楽しみですね。
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