魔人探偵脳噛ネウロ 12 這って動く老人/松井優征
借金を返すため、金策に奔走する弥子。次々と危ないバイトを紹介する早坂姉弟の許を立ち去った弥子は、ある人物と遭遇する…。一方、事務所を改装し探偵業を再会したネウロの前に、新たな『謎』の気配を持つ幼い少女が現れ!?
これも先月紹介してませんでしたね。
明らかに中途半端なところで終わっていたのになぁ。
第98話 稼【かせぎかた】第99話 走【はしる】
ネウロへ借金を返すため奔走する話。
前巻の続きです。
HAL編のときに作った借金がネウロの手によって雪だるまのごとく、膨らんでしまって。それを返すために金策に走ります。
いろいろあって(早坂兄弟に危ないバイトを紹介されたり、匪口さんが株で失敗したり)結局、アイ(怪盗サイの従者)から貰ったハンカチがプレミアのついた高級品でそれを換金して事なきを得ます。
今回の借金返済の話というより、アイと弥子を接触させることが目的だったのでしょう。
ちょっと突っ込みたかったのですが、なんで弥子は笹塚さんのところにいかなかったのでしょうね。
普通に考えて、ネウロに借金しているより、笹塚さんに借金してる方がかなり安心だと思うのです。
独り身の公務員で、石垣さんのように趣味に金を突っ込んでるようなこともない。
500万くらいポンと出してくれそうじゃないですか?
そして返済はいつでもいいから、とか言ってくれそうなイメージがあります。
(ちょっと嫌な連想ではありますが、笹塚さんの家族は惨殺されてますから、その保険金なんかも結構な額出てると思うんですよね)
まあ、それだと物語的にもおもしろくないんでしょうけどね。
第100話 幼【おさない】第101話 老【こども】第102話 言【ことば】
第103話 裏【うらづけ】 第104話 色【ろくしょく・ななしょく】 第105話 継【つぐ】
幼い少女・睦月ちゃんから、命を狙われているおじいちゃんを助けて欲しいと依頼を受けるものの、おじいちゃんは殺されてしまいその犯人を探す話。
狸屋なる有名おもちゃメーカーの社長が睦月ちゃんのおじいちゃん。
社長の性癖についてはなんで捕まらなかったのかが不思議なくらいです。
あれ普通に逮捕されても仕方ないと思うのですが。
今回のメインは笹塚さんと吾代さんの顔合わせなんだろうな。
笹塚さんは1話、吾代さんは7話から登場しているものの対面はこれが初です。
結構意外な感じですね。
まあ吾代さんって実は登場回数少ないですから。登場してもお留守番とか電話だけとか荷物置いて帰るとかでしたからね。
この2人相性はよくないんですが、少しずつではあるものの協力していくことになるんですよね、確か。
笹塚さんが睦月ちゃんに告げた「復讐」について。
最終話まで知ってる身としてはすごく悲しい。
これ笹塚さん自身にも当てはまるんだよなぁ。
いい加減、ノベライズ読むべきかな。
七光りの例で出されてる人物、3人くらいしかわからないんですがこれよくOK出たなぁ。
ちなみに「親が原作の~」は子どもが主役を張ることはないですが、親と隣家の作家の作品両方に出演させることが条件なんだとか。
どこまで本当か知りませんけどね。
そういや、この話から轟さん登場してます。
この人はマジメすぎるからなぁ。石垣さんに反発してしまうのは仕方ないかも。
第106話 真【しんうち】
狸屋事件の後日談。
狸屋は睦月ちゃんにとってよい方向に進んでいきそうで素直に嬉しいですね。
この話の冒頭で睦月ちゃんと弥子が待ち合わせている場所なんですが、これを見ると何故か
よろず屋東海道本舗を思い出しました。
なんでだろう?よろず屋に似たような場所登場していたのかな? さすがに覚えてないです。
タイトルになってる【しんうち】とはサイのこと。
崩れ行くHALから生まれたHAL2。元のHALの10分の1のスペックもないとはいえ、それをダウンロードしたサイがネウロに迫る、ってところで次巻へ。
サイが電子ドラッグを手に入れたってことは、アイツの登場ももうすぐ。
ここから物語は一気に動き出しますね。
楽しみです。
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